趣味で半田コテを使う人は、ここまで気にする人はいませんし、
測定の必要もないと思います・・。
ただ、企業が半田コテの管理を行なう場合に、始業点検の項目に
入っていることが多いですね。

要は、半田コテの先端とコンセント電源が絶縁されているかどうか? 
ということで、電子部品に電源からの電流が流れ込み、
破壊されるのを予防するといった意味です。
絶縁抵抗計(テスターみたいもの)を使用して計測します。
(メガ計とも言います)

最近では、温度調節用のトランスの入ったコントロール部と
半田コテ部に分かれたものが多く、これらでは、絶縁トランスが使われているため、
最近ではJIS規格でも絶縁抵抗の測定は省かれているようです。
それでも、企業の品質管理マニュアルには、まだ絶縁抵抗の項目が残っているところが
大半なため、半田コテとコントロール部の接続コネクタを外して、
電極間と電極とコテ先間の絶縁抵抗を測定します。


下記に、HAKKOとBONKOTEの温調コントローラー付き
半田コテの絶縁抵抗測定箇所を UPしときます・・。
絶縁抵抗は、一般的に20MΩ以上と定めているところが多いですが、
企業によっては100MΩ以上と定めているところもあるなど、
定まっていないのが現状です。
下記には20MΩ以上としました。

 

イメージ

 

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参考になるかどうかわかりませんがかなり古いタイプの絶縁抵抗計ですが、
使用法をUPしてみました。バッテリーと導通のチェックが終われば、
あとは左写真のように、コテ先に片方の端子を接触して、各ピンに他方を接触させるだけです。

 

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