こんにちは。
はんだ付け職人の大堀です。


ここ数カ月、急激に増えたご依頼品に旧車に関わる電装品の修繕作業があります。
これは何かと言いますと、およそ20~30年以上前に生産された車の
電子機器(ECUやエアコンパネル、リレー回路など)の復活修理の事です。


もちろん、100%完全に修理できるものばかりではありませんが、少しでも
復活できるよう、ご依頼品一つ一つ真摯に向き合って作業をさせて頂いております。


以前より国産車に関しては、
三菱のGTOや日産のR35、マツダのユーノスと言った、
こだわりのオーナー様からのご依頼が多かったのですが、


三菱 GTO ECUのコンデンサ交換と回路修復手術×3台 


三菱GTOエアコンパネル修復 


マツダ ユーノスコスモ TWSの故障原因を発見!?


ユーノスコスモ ワイパー誤動作の診断と修理のお客様より 


最近では外国車(ポルシェやベントレー、レンジローバー、シトロエンなど)の
ご依頼が増えて参りました。


ポルシェ964カレラのエアコンコントロールユニットの修繕


ポルシェ911のヒーターブロアー用リレーユニットの修繕 


シトロエンC6 スピードメーター修繕作業(SMD電解コンデンサ、パワートランジスタ等の交換)


シトロエン エグザンティア Body Computer 電解コンデンサ交換(予防修理)


レンジローバーシートコンピュータの修復作業
 

人命に関わるECUは
個人様から直接ご依頼をお受けすることができません。
必ず自動車整備工場を通してご依頼をお願いいたします。


お問い合わせいただく内容はECUではない電子回路類、
例えば室内照明LEDの色変更や、エアコンパネルの動作不良、
シートコンピューターの修繕、ワイパーリレーの修理などなど、
ちょっとした動作に不具合が生じたものの修繕依頼がほとんどです。


そう、ちょっとした不具合なのですが、今となってはメーカーでも修理対応されず、
新品交換部品はほぼ無しと言った過酷な状況です。
大好きで乗っている車に不具合が出始め、どんどん朽ちて行くのを手を打つことも出来ず
時間だけが経過するのが現実です。
(そうでないと、自動車メーカーは新車が売れなくて困るので必然かも知れません)


しかし、ちょっと寂しいですよね。
気に入って人生の何分の一かを一緒に過ごしている車が調子悪くなって行くのを見るのは。。。
私も、そんな考えを持つ一人です。


そこで、思いつきました!
調子が悪くなる前に予防をすれば良いのでは?と。


正直言って調子が悪くならないと修理には出しません。(当然です)
しかし、車は壊れるまで動作しますが壊れてからでは直せないものが当然出てきてもおかしくありません。(100%直せない理由の一つです)


今元気で動作している、もしくは最近ちょっと動作が気になると感じられたオーナーの皆様、
「予防保全」しませんか?
特に電解コンデンサは常に問題を起こす部品の代表です。


今は「事後保全」の対応が主ですが、愛車をこの先も長く元気に保つには「予防保全」が大切です。
長年乗られているオーナー様であれば「予兆保全」がおススメです。


「予兆保全」って?
はい、「直感」です。(簡単に言うと勘です)


気になるところを開けてみたら危機一髪って状況があったりしませんか?
人間って意外とすごい能力を持っているものです。
(あくまでも私感ですが、ピン!と来たら何かある可能性が高いのでは? と思います)


ご相談をお待ちしております。
旧車に光を!

(Wikipedia様より拝借しました)