こんにちは。はんだ付け職人の大堀です。

先日に引き続き、外車の電装部関係修繕レポートです。
今回はドイツ車ポルシェ964カレラのエアコンコントロールユニットの不具合修繕です。

964?って思われますがフォルムは911でスーパーカーの中のスーパーカーですよね。
1980年代後半から90年代前半のバブルを象徴する車です。
(とか言いながら、356が好きなのですが。。。)

(wikiペディア様からお借りしました)

当時の車事情から言うと、内装類は豪華になり、電球やEL、LEDが混ざり合った時代ですので、
何かとゴチャゴチャしていそうな感じなのですが、パネルは至ってシンプルです。
ドイツ人らしい「機能美」と言うやつでしょうか。

分解すると、なんと!基板が2枚張り合わせた状態で格納されています。
コネクタではなく、接続ピンをはんだ付けして合体していますので分解から大変な作業です。

大小のコンデンサがありますが約30年前のものですので、ほぼ容量が抜けています。
その他の電子部品にも異状が無いか、丹念に調査して行きます。

すると一部分に、はんだ割れが生じている所がありました。
30年も振動していれば弱い所にクラックが生じていても不思議ではありません。

全ての作業が終わり、ご依頼者様の元へ。
後日、快調に動作したとのご連絡を受けました。(本当に良かったです)

今回の費用は、基本的な部品交換作業の他に、はんだの再生を行い、
総額の費用はおよそ26,000円(税抜)でした。

旧車の電装部品は悲しいですがほぼ寿命が来ています。(特に電解コンデンサ)
しかしながら、部品を交換することで再び動作してくれる場合もあります。
(全てではございませんのでご了承下さい)

古い物好きの私にとっては可能性がある限り修繕作業をおこなって行きたいと思うところです。
※費用が定かでないため、ご依頼は慎重に検討をお願い致します。