こんにちは。はんだ付け職人の大堀です。

今年に入ってから旧車の電子回路に関わる修繕作業が多くなりました。
ポルシェ、ローバー、ベントレー、ケータハムなどなど、
いずれも20年以上前の車両でバブリーな時代を駆け巡った車達です。

今回はシトロエンの蛍光管式スピードメーターの修繕作業です。
ご依頼者様曰く「明かりが消えて真っ暗になってしまった」との事でした。



20年近く経過した電解コンデンサは全数交換が必須ですが、
オーナー様自身でご準備頂いたパワートランジスタ類(電源系)のICも交換します。



なんと、この電源系IC類はリペアキットとして市販されているものです。
もしかすると、何らかの理由で寿命の短いICなのかも知れませんね。
時効ですが特定ICのリペアキットがあるのは故障が頻発していた可能性が大です。



弊社にはテストする実車やシミュレータがありませんので動作しているか確認できません
(電気的導通、外観検査は行います)ので、作業完了後はオーナー様のご連絡待ちとなります。

作業が終われば次は長い審判待ちの時間です。
「旧車に光を!」

旧車に光を!「予防保全」と言う考え方 – ゴッドはんだ株式会社 法人個人はんだ付けサービス はんだ付け教材販売 はんだ付け講座 (godhanda.co.jp)


★ その後 ★

ご依頼主様から無事動作したとのご連絡を頂きました。
元気に復活してとても嬉しく思います。
(本当に良かったです!)

同じような境遇の方がおられましたら是非一度お問合せ頂ければと存じます。


★★★★★★★★★★★★★★★
★★★ 重大報告です! ★★★
★★★★★★★★★★★★★★★

2022年12月現時点で既に数台のご依頼を頂いているのですが、
その中で2件の不具合再発が確認されています。

しかも、リペアーキットとして販売されている新品ICを交換後、同様の故障モード(焼損)で再度故障している模様です。

これはICが不良品なのか、ICに負荷がかかり過ぎているのか判別できませんが、
交換後3か月で故障したり、実車に接続後に即故障したりしています。



もしかすると、車輛の電圧・電流制御系に問題が発生していて、メーター部分のみを修理しても故障が再発するのかも知れません。
(想定以上の突入電流や電圧変動を周辺の電子回路で吸収できなくなっているのかも??)

既に壊れている所を修繕しても、くり返し同じ所が壊れる場合には、他の部分に原因がある可能性が高いですので、修繕をお考えの際には今一度周りの回路にも異状が無いか確認をしてみてください。意外な所に落とし穴が潜んでいるかも知れません。

100%の復活は難しいかも知れませんが、故障して朽ちていかんとする愛車を少しでも長く乗って頂けるよう、弊社では「旧車に光を!」を強く推進しています。

ご依頼頂くオーナー様は「少しでも可能性があるのなら是非やって!」と言われます。

そのお声に少しでもこたえられるよう、研鑽を重ねて参りますのでご相談をお待ちしております