こんにちは。
はんだ付け職人の大堀です。

最近、マザーボードの電解コンデンサ交換作業のご依頼が多くなってきました。
産業用の組込みパソコンは高価なので簡単には交換できない事情もあると思います。

 ↓ 膨張している電解コンデンサの中に最近では固体電解コンデンサが混在しています

これまでいろいろな時代・メーカ品をみてきましたが、電解コンデンサの不具合状態に大きく二つあることに気づきました。

Win95(ちょっと前にWin3.1というのもありましたね)からWin2000、XPなどなど、その時代でOSも変わって行きますが、電解コンデンサも時代で変化しています。

Win95~Win2000の時代では主に電解コンデンサの底面から電解液が漏れだして(封止技術が未熟だった為)基板が腐食する不具合が多く、XP以降では防爆弁が盛り上がり、場合によっては頭から電解液が噴き出ている症状をよく見かけます。

 ↓ 防爆弁が開いて電解液が噴き出た後がはっきりと確認できます(水系電解液)

これは、電解コンデンサの電解液に差があるためです。
前者は四級アンモニウム塩系電解液を使用しており、後者は水系電解液を使用しているもので、それぞれ異なった不具合症状を発生させます。

これを知っていると、基板に電解液が漏れて腐食している場合は西暦2000年以前のPCで、電解コンデンサの頭が膨らんで茶色くなってる場合は西暦2000年以降のものだと、およそですが想像できます。

また、近年では固体電解コンデンサ(ポリマー高分子電解コンデンサなど)が一般に流通してきたのですが、容量・耐圧のバリエーションが少なく、高価な存在ですので、液体の電解液が入った液体電解コンデンサがまだまだ主流となっています。
(四級アンモニウム塩系電解液も水系電解液も封止方法や添加物などで改良されていて、現代でも多く使われています)

勝手な解釈ですが、1990年~2010年あたりのPCが今もっとも危険な状態になっているのではないのかなと思っています。(個人的意見です)

今不具合を起こしている、またはもう少し寿命を延ばして使いたいとお考えの場合、液体電解コンデンサを交換することによって、あと10~15年は使用できるかもしれません。
もしご検討されている場合には是非ご相談下さい。
お待ちしております。

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