LEDの交換手術(LEDの打ち替え手術)

自動車の内装のドレスアップのために、
フロントパネルやドアスイッチのLEDを交換(打ち替え)される方が
増えてきています。
WEB上にもご自分で改造に成功された方が
素晴らしいサイトを作ってその改造方法を多数公開されています。


☆色見本

  • トヨタ20前期アルファード

  • トヨタ ゼロクラウン

  • 『Dom Perignon』のボトル

  • スズキ ワゴンR

  • 日産 ムラーノZ50

  • スバル インプレッサ スポーツ

「これなら自分でもできそうだ!」と挑戦される方に立ちふさがるのが、
1:チップLEDがとても小さい
2:LEDはとても熱に弱い
3:なのに、大きな熱容量が必要なことが多い
4:LEDには極性がある
5:小さすぎてハンダ付けがきちんとできているのかわからない
といった壁です。

こうしたLEDの交換(打ち替え)には、正しいハンダ付けの知識が必要で、道具もそれなりのものが必要になります。現代は高度な情報化社会になりましたが、 残念ながらはんだ付けに関する正しい情報(基礎知識)は、未だ、広く一般には認知されておりません。
このため、正しいはんだ付けを行うためには、ハンダゴテ選びが、もっとも重要なのにもかかわらず、ハンダゴテが、とても適当に選ばれている状況を私は、とても残念に思っています。


現在、広く世間様では、
1:安い
2:はんだ付けは道具じゃない! 腕だ!
という理由で、1000円~2000円程度のハンダゴテを使っておられる方が大多数を占めます。
最近では100円ショップにもハンダゴテが売っていますから「¥1,000円もするなら上等だ・・」と思われるのかもしれません。
しかし、残念ながらこうしたハンダゴテには、コテ先温度の調整機能があるものは皆無です。
実は、はんだ付けで一番重要なのは、【コテ先温度】です。

私は、はんだ付けのプロですから、いろいろなハンダゴテを使用します。先日、ホームセンターなどで購入できるハンダゴテのコテ先温度を実測してみたのですが、なんと550℃の温度を叩きだしたすごいハンダゴテもありました。こういうハンダゴテは、電源を入れた時点で既にコテ先が赤や紫の酸化膜に覆われており、ハンダを弾くばかりでなく、一瞬でフラックスが蒸発して焼けてしまうため、まともなハンダ付けはできません。

ゴッドはんだでは、LEDを取り外す前に極性をチェック。顕微鏡を使ってハンダ付けを行っています。

また、ハンダコテには HAKKOの窒素ガスはんだコテを使用。
ハンダの酸化を防ぐ窒素ガスが約200℃の温度で、ハンダ対象物を覆います。このため、LEDと基板が余熱されて300℃以下のコテ先温度でも足りない熱容量を補ってくれます。(LEDの耐熱温度はたいてい300℃以下です。)

これなら、熱に弱いLEDのハンダ付けも大丈夫ですね。
交換後のLEDは1個づつ点灯をチェックしてから導電性のプチプチで包んでお送りします。(静電気破壊を防ぐためです。)
安心してご依頼ください。

LED交換(打ち替え)につきましては、LEDの点数によりまして、価格が変動します。

実際の基板を拝見しませんと、正確なお見積もりができませんのでお許しください。

LED交換(打ち換え)LEDの色指定方法について

理想の色指定方法↓



LEDが10点まででしたら
 【あっさりコース】¥9,000円(+消費税) での対応が可能です。
以降5個ごとに¥2,000アップします。
※送料(梱包代含む)は、別途必要です。

※お客様が、ご自身でLED打ち変えに挑戦された結果、
修理が必要な場合は 回路修理 1箇所あたり¥500~1,000(+消費税)です。
※他に部品交換が必要な修理の場合、診断料¥2,000円が必要です。

また、LEDは当社でもご用意できます。
価格は、1個当たり@80円程度(+消費税)になりますので目安にしてください。(サイズは問いません)

交換用のLEDにつきましては、青、白のLEDなら各種サイズ在庫をそろえています。

他の色についても在庫を持っておりますが在庫が不足する場合は、追加購入のため2日ほど要する場合があります。

また、本体(ユニット)ごとお送りいただく場合は、
分解組立費用を別途 1ユニットあたり¥2,000~4000円(+消費税)お願いいたします。
※ユニットの数量によって変動します
※例えば、パワーウインドウSWなど小さなユニットでは1個当たり¥300円の分解組み立ての費用が掛かります。

メーターパネル分解における懸念

メーターパネルの分解には、ひとつ懸念があります。
メーターの針抜きの際に、軸が抜けると0点がずれる機種があります。
※抜いてみないとわかりません。

こうした車種の場合、当社で0点を合わせても、自動車に取り付けて電源を入れた時点で、0点がずれます。
この場合、お客様のほうでメーターを取り付け後、0点を調整していただく必要があります。

ご注意事項
  • 一部のオーディオやナビなどの中にはLEDのVF値がとても低いLEDが使われていることがあります。
    (1.8V程度のものがあります)

    こうしたLEDが使用されていた場合、青や白のLEDに交換してもほとんど輝度が得られません(暗すぎて見えない)。または、バッテリの電圧変化に追随して輝度が変化してしまいます。

    白、青系のLEDは昔は無かった色でして近年開発されましたが、VF値(LEDを点灯させるのに必要な電圧)が3.2~3.6Vと高い電圧が必要です。対して、昔からある緑、オレンジ、黄色、赤のLEDは、VF値が 2.0~2.2Vで点灯します。こうした場合、せっかくLEDを交換しても点灯しない場合があります。

    この場合は、元の色か、緑、オレンジ、黄色、赤の色を選択するしかありません。
    ご了承ください。

  • 世界で一台だけの車・・への改造にはリスクが伴います。

    まず、自動車などのエアコンパネル、オーディオパネル、パワーウインドウのLED交換を行いますと、メーカーの保証が適用されなくなります。また、こうした製造メーカーから改造や修理のための、回路図や部品リストなどは、一切情報提供されることはありません。
    使用されているLEDの規格についても、LEDの大きさから推定するしかありませんが、同じ大きさのLEDでも規格が数種類あります。(色によって極性が異なることもあります)

    このため、当社でLED交換をご依頼いただいた場合にも、1回目の作業ではLEDの規格などが異なり、極端に暗くなったり、点灯しない場合があります。

    点灯テストは、お客様の自動車に組み込むことでしかできませんので(世界で1台ですから検査装置がありません)。最終的に改造が完了するためには、何度か基板やユニットをやり取りする必要がある場合があります。

    したがいまして、完成までの納期が若干掛かってしまうことがあることをご了承ください.
    (めったにあることではありませんが・・)
    当社にご依頼される場合は、こうしたリスクをご承知の上でお願いいたします。


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