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※こちらの記事は2009年1月27日に公開した記事をリニューアルしたものです

 

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エアコンパネルのLED交換(LED打ち替え)はまず、液晶パネルの取り外しからはじめます。

これをとらない事には中の部分に何個LEDが付いているかも分かりません…。

が、しかし…この液晶パネルの取り外しは割りと難儀です。
以前の取り外しで使用したHAKKO851(高温熱風を細いノズルから噴出し半田を溶かしながらその風圧で溶けた半田を除去する特殊な機器)を使用するにしてもある程度のハンダの除去は必要ですからWICK(ハンダ吸い取り線)を使ってハンダをピンから除去していきます。


ところがというかやっぱりというか、スルーホールあたりでハンダが留まってしまいなかなかきれいに除去できず、液晶パネルが外れてくれません。このスルーホールの中側に付着したハンダは高温熱風でもなかなか取れない頑固なヤツなのでパターンの熱破壊に注意しながらWICKと高温熱風を併用して根気よく作業を進めていきます。


液晶部分が取れたら次はLEDの取外しです。取り外したLEDを再利用しない場合は温度を気にする必要もないので(LEDは非常に熱に弱いデリケートな部品です)ハンダコテ2本を使って外します。

次に新しいLEDのハンダ付けですが、この段階でコテ先の温度は300℃ぐらいに設定します。ちなみにハンダコテ本体の温度表示は誤差がありあまり信用できないのでコテ先温度計を使って正確な温度を確認します。一部パターンがグランドに繋がっていて熱が逃げてしまい、ハンダが馴染んでくれない箇所があったので、基板の下から温風を出して(ホットエアー使用)母材全体を温めてやります。
これで全てのLEDが無事交換できました。点灯チェックもOKでした。


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