※こちらの記事は2017年12月22日に公開した記事をリニューアルしたものです

 

LED打ち替え失敗! はんだ付け職人の修正テクニック

みなさん こんにちは

山市@はんだ付け職人です。

 

今回は、お客様が、ご自身でLEDの交換に挑戦されたけれども、

残念ながら点灯しなくなってしまったエアコンパネルの修正作業について、

 

お話ししていこうと思います。

 

お客様からのご依頼で、

「LEDの交換作業を試みたのですが、上手くはんだ付けをすることが出来なかった。」

「LEDが点灯しなくなった。」

といった相談をお受けします。

 

チップLEDといっても、

大きいものから、小さいものまで、多くの種類があります。

 

よく使用されるLEDは、

3528サイズ~1608サイズです。 ※ 横幅 3.5mm ~ 1.6mm のもの

自動車のスイッチ類に、1608サイズが使われていることが多いです。

 

今回、修正したものは、1608サイズのチップLEDです。

サイズ( 1.6mm x 0.8mm x 0.68mm )になります。

「細かすぎて、どこかにやってしまう!」なんてこともあります。

※1608チップLED写真

 

今回、点灯しなくなって理由として、

 

パターン部分の断線・はんだの盛り過ぎによる、ショートが原因でした。

※写真

 

一度、すべてのはんだを除去し、パターンの断線が無いことを

確認してから、LEDの取り付け作業をします。

実際のパターンが断線しているものがこちらになります。

※パターン断線写真

 

実装されているLEDの電極部に、

銅パターンがあるはずですが、

LEDの交換作業をされる際に、LEDと一緒にとれてしまったものだと考えられます。

このような、パターンの断線も、修復していきます。

 

※修復後の写真

 

太さ0.2mmのメッキ線を使用して、

パターンの断線部分と、LEDを接続しています。

 

注意する点は、メッキ線とLEDを接続している部分が、

周りのパターンと接触しないようにしないといけません。

※接触していると、LEDが点灯しません。

 

その他にも、LEDが切れて点灯しなくなったのをきっかけに、
「修理のついでにLEDの色を替えてみたい」という方もいらっしゃいます。

 

はんだ付けに自信がない。
LEDが小さすぎて、はんだ付け出来ない!
そのような時に、はんだ付け職人は、お役に立てます。
お気軽にご相談ください!

 

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