最近、急にご依頼が増えてきたのは、
「PS4 proの電源コネクタが取れてしまった」
という修理です。2020年8月中旬以降 月20件ほどご依頼を頂いております。
お客様のお声
基板上のCPUが熱くなり冷却ファンが最強で回りっぱなしになることの対策として
CPUグリスを新しい高性能のものに塗り直すと改善されるそうですが、
そのために本体を分解すると、電源用のコネクタが基板のパターンごと
剥離して取れてしまう例が多いようです。
※注:分解すると有償修理も受けられないそうです
ps4 proの基板にも3種類くらい違うものがあるようですが、
強度が弱いのは共通のようです。
パターンを回復させるためには、小さな「ビア」と呼ばれる
点からも導通を取る必要があります。
瞬間接着剤などで補修をしようとされたり、ご自身ではんだ付けを
試みられる例もありますが、なかなか難しいです。
※代わりのコネクタが入手できませんので、ハンダゴテなどで
溶かしてしまいますと修理が出来なくなってしまいます。
パターンを作成したところ
作成したパターンにコネクタを実装したところ
(コネクタが溶けているのはご自身で挑戦された際にコテ先が当たったところ)
さらに補強のためエポキシ樹脂で周囲を固めます。
まだ、ps4 proは入手が難しいようですので
同じような症例でお困りの方はご相談ください。
ご自分で修理を試みられた場合の多くは
回路修復の箇所が拡大し、コネクタも大きなダメージを受けております。
汎用品として市販されていないため
コネクタ自体の修復も必要となり
修復ためのお時間、費用も通常の修理作業より増えてしまいます。
腕に自信あり!いざ挑戦!と試みられる気持ちはよく理解しておりますが
そのままお送り頂けますほうが ご負担が少ないです🙇
修理費用は、およそ¥11,000~17,000円程度です。
(分解の有無、剥離の様子で変化します)
★☆★☆★ 上記の基板と何か違うと思われる方へ(2021.3.10追記) ★☆★☆★
下の写真を見て下さい。
異なった基板パターンのものです。
電源コネクタの補修作業は同様に行えます。
さらに、こんなのもあります↓
微妙に部品の実装が異なっていたり、バッテリーとの接続位置も異なります。
沢山のPS4の電源コネクタ部分を修復してきましたが、
まだまだ別の基板パターンがあるかも知れません。
しかし基本は同じですので、もし「何だか基板の感じが違うなぁ~」と思われても、
一度ご相談頂ければと思います。
お問合せをお待ちしております。
★☆★☆★ 驚きの事実です(2021.6.16追記) ★☆★☆★
驚きました。
ある方からPs4の電源コネクタ(上記内容のご依頼)を頂いたのですが、
その中での一言に心底驚いてしまいました。
「当時の新品購入価格より、今の中古価格の方が高いんですよ~」
マジですか~~~(;汗)
調べてみたら、マジでした。
今、変なバブルが起きていますのでPs4ユーザーの皆様、注意しましょう。
修理できるものは可能な限り修理させて頂きますので問題が起きた時には、
是非!あきらめず弊社に一度ご相談下さい!!お待ちしております。
【追記です】
例えば、弊社では墜落させてしまったドローン基板の修理なども行っています。
大きな衝撃が加わると一番に壊れるのがケーブルなどの接合部です。
そのため、コネクタ部がポロリと取れてしまうのですが、
取れる時に大体の確率で基板のパターンも一緒に取れてしまいます。
さらに、運が悪いとビアやスルーホールまでもが道連れになってしまいます。
しかし!諦めないでください!!
弊社ではビアやスルーホールの修復が可能です。
(この場合、パターン修復の中でも最高難易に属するので少し費用がかかります)
あきらめる前に是非ご相談下さい。お待ちしております。
お問合せフォームはこちらです。
皆様から、嬉しいお言葉を頂戴しておりますのでご紹介させて頂きます。
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