皆様こんにちは。
はんだ付け職人の大堀です。

今だ健在で現役バリバリのPS4ですが、長く使用されていると埃などでファンに負荷がかかってCPUの温度が下がりにくくなってきます。(冷却ファンも回りっぱなし)

そうなると、どうしても掃除をしたくなるのですが、その時によく発生するトラブルが、

「PS4 proの電源コネクタが取れてしまった」

という修理のご依頼です。
2020年8月中旬以降、累計150件程のご依頼を頂いています。
お客様のお声

また、ファンの掃除のみならず、CPUグリスを新しい高性能のものに塗り直すと熱交換率が上がって冷却効果が改善されるため、本体を分解した際に電源用のコネクタが基板のパターンごと剥離して取れてしまう事例が最も多いです。

※注:分解するとメーカー側としては有償修理も受け付けされないのでご注意ください

ps4 pro 電源コネクタ修理

パターンが剥離した基板の例

PS4 proの基板にも3種類くらい違うものがあるようですが、強度が弱いのは共通のようです。

パターンを回復させるためには、小さな「ビア」と呼ばれる点からも導通を取る必要があります。

瞬間接着剤などで補修をしようとされたり、ご自身ではんだ付けを試みられる例もありますが、なかなか難しいです。

※代わりのコネクタが入手できませんので、ハンダゴテなどで融かしてしまいますと修理が出来なくなってしまいます


パターンを修復したところ

PS4 pro 電源コネクタのパターン修復
作成したパターンにコネクタを実装したところ
(コネクタが溶けているのはご自身で挑戦された際にコテ先が当たった所です)


さらに補強のためエポキシ樹脂で周囲を固めます。同じような症例でお困りの方は是非ご相談ください。

もし、ご自分で修理を試みられた場合の多くでは回路の修復が破壊に至る事が多く、大切なコネクタにも大きなダメージを受けている可能性が高いです。
このコネクタは汎用品として一般に市販されていないため、コネクタ自体の修復も必要となりますので、完全修復ためにはお時間、費用とも通常の修繕作業よりも増えてしまいます。

腕に自信あり!いざ挑戦!と試みられる気持ちはよくわかりますが、被害が拡大する前にご依頼頂けると復活率も高く、費用も低く抑えることが可能です。🙇

2025年現在の一般的な修繕費用は、約¥15,000~25,000円程になります。
(分解の有無、剥離の状態で大きく個体差がでます)

お問い合わせはこちらから


下の写真を見て下さい。

異なった基板パターンのものです。
電源コネクタの補修作業は同様に行えます。

さらに、こんなのもあります↓

微妙に部品の実装が異なっていたり、バッテリーとの接続位置も異なります。
沢山のPS4の電源コネクタ部分を修復してきましたが、まだまだ別の基板パターンがあるかも知れません。

しかし基本は同じですので、もし「何だか基板の感じが違うなぁ~」と思われても、一度ご相談頂ければと思います。

また、ある方からPs4の電源コネクタ(上記内容のご依頼)を頂いたのですが、
「当時の新品購入価格より、今の中古価格の方が高いんですよ~」
との一言に驚きました。
変なバブルが起きていますのでPs4ユーザーの皆様、注意しましょう。

修理できるものは可能な限り修理させて頂きますので問題が起きた時には、
是非!あきらめず弊社に一度ご相談下さい!!お待ちしております。

【追記です】
例えば、弊社では墜落させてしまったドローン基板の修理なども行っています。
大きな衝撃が加わると一番に壊れるのがケーブルなどの接合部です。

そのため、コネクタ部がポロリと取れてしまうのですが、
取れる時に大体の確率で基板のパターンも一緒に取れてしまいます。

さらに、運が悪いとビアやスルーホールまでもが道連れになってしまいます。

しかし!諦めないでください!!
弊社ではビアやスルーホールの修復が可能です。
(この場合、パターン修復の中でも最高難度に属するので少し費用がかかります)

あきらめる前に是非ご相談下さい。お待ちしております。
お問合せフォームはこちらです。

皆様から、嬉しいお言葉を頂戴しておりますのでご紹介させて頂きます。
(リンクを貼りましたのでクリックして下さい)