こんにちは。はんだ付け職人の大堀です。

自動車のECUに関しては既に100台近くの修繕成功実績があるのですが、
先日、ドアコンピュータと言われる制御回路基板の修繕依頼を賜りました。

ユーノスのTWSも初めて修繕依頼をお受けした時には実績が無かったので、
正直「大丈夫かな?」という気持ちが大きかったのを思い出しました。

はい、このドアコンピュータも「お初」です。
基本的には電子回路ですので不具合が生じる部分は基板を見ると大体見当がつきます。



診断した所、やはり電解コンデンサが元凶の様です。
しかも電解液が漏れて基板の回路パターンまでも浸食していました。

電子回路で部品が劣化すると調子がおかしくなり始めますが、
回路パターンが断線した場合にはステージが変わってスクラップ一歩手前となります。
(線が切れているのですから当然と言えば当然ですが)

この様に、怪しい部分を特定して、さらに細かく顕微鏡を使って状態を観察してから、
修繕作業に入ります。(調査を怠っては直るものも直りません)

もちろん劣化していると思われる電解コンデンサは交換します。
他の部品に関しては特に異常はありませんでした。

作業完了後、再度点検してご依頼品をご返却させて頂きました。
後日、無事に動作したとのご連絡を頂きとても嬉しかったです。(本当に良かった!)

ご依頼者のS様からコメント掲載の許可を頂きましたのでご紹介させて頂きます。

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この度は、大変お世話になりました。

ネット検索という偶然のご縁で依頼させていただきましたが、とても迅速・丁寧なご案内、明確な提示、
依頼する立場が感じたことはまさに「安心感」でした。

修理品も事前案内の段階で、結果に疑う余地がありませんでしたが、もちろん正常作動でした。
ありがとうございました。

今回の修理に関する一連の流れは、社内で共有しております。
今後は他のスタッフからも依頼させていただくこととなりそうです。

その際にもきっと、私たちを喜ばせてくれるのでしょうねっ♪
依頼品が治ったことより、このご縁に喜びを感じてしまっております。
本当にありがとうございました。
次に依頼させていただくことを、楽しみにしております。

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こちらこそありがとうございました。
お車に接続されるまでは内心ドキドキなのですが、このようなコメントを頂くと、
スタッフ一同、恐悦至極でございます。
そして、またさらにこの様なコメントまで頂きました。(嬉しいので載せちゃいます)

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御社のブログは拝見させていただいております。

レグザやポルシェの修理事例を読み、今回の修理も引き受けてもらえるかも?
と思い連絡させていただいた次第です。

今回のセルシオは初年度登録が平成9年1月ですが、
まだ58,776kmしか走っていないクルマです。

ドアミラーの格納、運転席以外のパワーウインドの開閉、運転席パワーウインドのオート開閉機能、集中ドアロックの作動、運転席ドアの開閉認識等が不能な状態でした。

回路図を元にヒューズを調べていたところ、上記の全てを司るのがドアコンピューターと判明しました。
その後はもう、ご存じの通りですね♪

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ありがとうございます。
こちらこそ、このご縁に感謝いたします。
またの機会もよろしくお願い申し上げます。

今回の費用は全て合わせておよそ16,000円程で完了致しました。

【ご注意】
基板の状態は二つとして同じものはございません。
費用はあくまでもご参考程度にお考え下さい。

もし、ご検討されている場合には是非一度お問合せ頂ければと思います。
スタッフ一同、ご連絡をお待ちしております!

旧車に光を‼(旧車好きの独り言です)