※こちらの記事は2017年1月13日に公開した記事をリニューアルしたものです

 

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皆様こんにちは。はんだ付け職人です。
今回はLED交換作業についてですが、
具体的な作業例ではなくLEDの端子部分に注目してみましょう。

LEDには表面実装とスルーホール実装タイプものがあります。
スルーホールにリードを挿入してはんだ付けするスルーホール実装であれば、
さほど難しくはありませんが、

表面実装タイプのチップ部品になると部品は小さく、
正しい知識と適切な道具が必要になります。

自動車のステアリング部分の基板のLEDを交換

IMGP2499



たとえばこの写真は自動車のステアリング部分の基板です。
ハレーションで分かりにくいですが3528サイズのLEDが実装されています。

これを職人の手作業で

IMGP2501



この写真のような状態にします。
もともとのLEDとはんだを除去して新しいLEDを実装できるようにします。

そして新しいLEDを実装すると

IMGP2505



こちらのようになります。

正しい知識を持った職人が作業を実施することにより白のLEDへと交換が完了しました。
はんだ付け部分を見ても非常に美しく仕上がっており他のヶ所と見比べても
交換したことがわかりません。(綺麗すぎてわかる?)


DIYで挑戦する前に

表面実装品については個人で作業を行おうとしても道具を揃えることがなかなか難しく、
失敗してしまう場合も・・

はんだ付けは正しい知識が必要不可欠で、適切な道具を1から揃えるとなると結構な金額になります。

弊社では交換に挑戦して断念された基板のLED交換と回路の断線修復も行っておりますが
機能が完全に直る保障がなく、リスクを伴うものになってしまいます。

DIYで挑戦する前にプロの手による交換をご検討下さいませ。