皆さんこんにちわ。
お茶@はんだ付け職人です。

今回は少々荒療治と申しますか・・・
お客様に少々手荒な方法でユニットの開封をお願いしなければならない作業です。

ご依頼主様としてもテストケースだそうで、
「ジャンクヤードの車両から外してきたこの基板が上手くいったら顧客の物もお願いしたい。」
と仰っていました。

かなりのスピードで作業をしたため作業前がありませんが・・・
完了後のお写真をどうぞ!

CIMG1215


冒頭で「手荒な開封」と表現しましたが、この写真を見ていただければ納得して頂けるはずです。
そう、のこぎりでケースを切断して開封しています。

このユニットは三菱のパジェロ・ミニのA/Tコントローラです。
持病としてはコンデンサが劣化してくると気温条件によって特定のギア(3速か2速)でミッションが固定されてしまい上手く走れなくなるそうです。最末期だと問答無用でギアが固定されるとか。

弊社に届けられた段階で既にのこぎりで開封の上コンデンサの極性と仕様までメモを用意いただけていましたのでサクサクと交換です。
ただこの基板アルミ基板みたいで熱がガンガン奪われてしまいます。

振動止め?の黒い樹脂も硬い!
デザインナイフでコンデンサが載せられるスペースを空けた箇所があるのですが、切るというより割るに近い感じです。

CIMG1214


ジャンパー線に触れないようにしながらコンデンサを交換してホットボンドで振動対策を実施します。

このユニット新品だとかなりのお値段がするそうで・・・見た目を気にしないならケースを開封してコンデンサを行うのも手ではないでしょうか。
開封作業については弊社ではお受けできませんが、開封後のコンデンサ交換作業はお受けできます。

お気軽にお問い合わせくださいませ!