こんにちは、はんだ付け職人です。
「君はプロゴルファー猿か?」
「プロゴルファー猿やないんやから・・」
これは、はんだ付け業界でよく使われるフレーズです。
(私の周囲だけ?・・)
どういうときに使われるかと申しますと、
ハンダゴテを使ったはんだ付けの際
標準で装備されている鉛筆型のコテ先を用いて
悪戦苦闘している現場を見つけたときです。
【プロゴルファー猿とは、こういう人(ウィキペデイア)より】
「プロゴルファー猿」は天才少年ゴルファーです。
ゴルフクラブは自作で、シャフトからヘッドまで全て木製、
ヘッドはコブ状の根部分を削ってます。
このドライバー1本だけで、
ティーショットからパットまでこなしてしまいます。
このメルマガでも、何度か例え話をしましたが、
コテ先の選定は、ゴルフのクラブの選定に似ています。
母材の形状や、熱容量、周囲の状況によって
的確なコテ先を選定しなければ
ハンダゴテは、その性能を発揮することはできません。
「猿」は天才少年ゴルファーですので、
ドライバー1本だけでも闘えますが、
現実には、石川遼君でも木製のドライバー1本では
プロの世界では闘えないでしょう。
(私よりは上手だと思いますが・・)
でも、はんだ付け業界には、プロゴルファー猿と
同じことをやっている方がまだまだ多いのが現実です。
はんだ付けの不具合の原因は、コテ先温度が高すぎることと、
コテ先の形状が不適切なことがほとんどです。
会社の後輩や、従業員の方、お友達が
はんだ付けで困っていて、その手に
鉛筆型のコテ先のついた、ハンダゴテが握られていた場合には、
「君はプロゴルファー猿か?」
「プロゴルファー猿やないんやから・・」
と声を掛けてあげてください。
アドバイスはこちらにあります。
ハンダゴテの選び方
https://godhanda.co.jp/blog/kisokouza07/
コテ先の選び方
https://godhanda.co.jp/blog/kisokouza10/
私たちには、「旗つつみ」は出来ませんから
基本が大事です。
では、明るいはんだ付けを!