あけましておめでとうございます。
はんだ付け職人です。

皆さん、十分休養がとれたでしょうか。

私は、田舎に暮らしているので地元のお宮さん行事があったり、
悪天候のため釣りにも行けず、読書三昧のお休みでした。

さっそくですが、お正月に読んだ本の中に
興味深い内容がありましたので紹介させていただきます。

「社長の時間の使い方」著:吉澤大(日本実業出版社)



この本の中で会社の固定費を下げる手法として
「仕組みつくり」が上げられています。

その「仕組みつくり」の中でも
業務の「アニュアル化」を進めることが労働生産性を上げる
前提条件になると説かれています。

「マニュアルでは臨機応変な対応が出来ない」
「自分の頭で考えるほうが大切である」
と異議を唱える方もおられるでしょう。

しかし、マニュアル化とはその考え方と相反するものではなく
「自分で問題を解決する手法を見つけるための基礎知識を提供する」
ことを目指す・・と説かれています。

例として、帝国ホテルの元総料理長の村上信夫氏は、
従来の「盗んで覚えろ」という理不尽な教育をする料理界で、
「ゲンコツ禁止令を出し、共用レシピを作る」
ことに取り組んだそうです。

その結果、多くの著名なシェフを輩出すると共に、
家庭の主婦でも手軽に料理できるレシピ本を出すことで
洋食を家庭料理に普及されました。

料理という感覚的なものであっても
十分に言語化・計量化、手法の共有化は可能である・・
と言えます。

また、著者は自身の体験として35歳を過ぎてから習いはじめた
「合気道」の話をされています。

通常、3年掛かるといわれた黒帯を
体の硬い著者が1年9ヶ月で取得されたのですが

その秘密は、合気道の技を解説したDVDを
徹底的に活用したことにある・・とおっしゃってます。

もちろん、見るだけで黒帯になれるわけではありませんが
感覚的な動作だと思われている合気道の技を
きちんと「言語化」して動画イメージと合わせて理解すると、
上達の速度が飛躍的に上がることを体験されています。

実は、私も剣道3段、空手3段、スキー1級、メバル釣りなど
特技を持っていますが

ビデオやDVDを何度も見て、頭の中で動作をイメージすることが
いかに大事であるかについては身を持って体感しています。

ここまで書くともうお気づきでしょうが
「はんだ付け」にも同じことが言えます。

DVDを使ったはんだ付け教育が、
いかに効果的であるか?について、
違った切り口から考察してみました。

正月早々、宣伝のようになってしまい申し訳ありません。

今年は、「はんだ付け検定」元年となります。
元気に張り切っていきましょう!

では、明るいはんだ付けを!