LED回路修復

※こちらの記事は2010年8月11日に
公開した記事をリニューアルしたものです

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今回は自動車エアコンパネル等のLED交換(LED打ち替え)を自分でやってみて
・点灯しない箇所
・パターンが剥離してしまった
・半田がきれいに馴染んでくれない
といった例を写真と一緒に見ていきたいと思います。

↑の写真がいわゆる『イモハンダ』の状態です。

自分で作業をした経験のある方なら
このような状態になってしまったことがある方も多いのではないでしょうか?


LED回路修復②































では、どうして『イモハンダ』になってしまうのでしょうか?
詳しくはメルマガで説明されていますのでここではざっくり理由をあげます。

★コテ先温度が高い
  糸ハンダ中のフラックス成分が瞬時に蒸発してしまい、
  ハンダが馴染まなくなってしまいます。

★コテ先温度が低すぎる
  ハンダが溶けないので長時間コテ先でごねごねしてしまうと
  やはり、糸ハンダ中のフラックス成分が瞬時に蒸発してしまいます。

LEDは熱に弱い部品なのでこて先温度を低めにして作業をするか、
温度調節が出来ないコテ先なら瞬時に作業を終わらすか…
大体の原因はどちらかではないかと思います。

(イモハンダの状態になってから更にコテをあてていると
 パターンが剥離してしまいます…
 そうなると修正が大変になるので作業をするときは気をつけてください)

LED回路修復③



























温度調節がしっかり出来ないハンダコテで
LED交換(LED打ち替え)をするのは難しいと思いますが
(外見はきれいでも熱破壊が起きていることもあります)
フラックスの塗布や母材全体を温めて不足する熱容量を補うことによって
ハンダを馴染みやすくする・などの工夫をすれば上手く交換できると思います。

ちなみにこちらの基板は、
ハンダコテ2本を使い全てのLEDを取ってハンダを吸い取り
1度パターンに付着したフラックスの残滓などを洗浄液で除去してから
全て新しいLEDに交換しました。
白・青色に変身です。


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