カーナビスイッチ

※こちらの記事は2010年1月29日に公開した記事をリニューアルしたものです

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カーナビのスイッチのLED打ち換え(LED交換)の際に
一箇所、基板のプリントからめくれてしまい、
ハンダが乗らなくなってしまい、
LEDが点灯しなくなり、
フィルムケーブルを挿んでロックする部分がなくなった…

 

とのことでしたが
残念ながらコネクタの方は部品の調達は出来なかったので
薄いプラスティックなどで代用するしかなさそうです。

 


さて、LEDの方ですが…
最初にハンダ付けされていたものは随分大きさが違いました。
パターンに対して2回りほど大きいLEDでした。
また、ハンダ付けの際にかなり熱によるダメージがあったので
グニャっと曲がっているものがほとんど。
1ヶ所以外が点灯していたのがすごい…といった感じでした。
もちろん全部付け替えます。


ちなみにめくれて消失したと思っていたパターンは
コテ先が当たって少し基板からはがれてしまい裏返っていただけでした。
回路に断線はなかったので正しい方向に向き直して使用できます。


作業工程
コテ2本を使って取り外したら
吸い取り線、洗浄液を使って一旦 基板をクリアな状態にし、
そこから予備ハンダ→仮固定→仕上げ→掃除→点灯チェック
といった手順で作業を進めました。

このような小さい部品をハンダ付けするのに先の細いタイプのコテ先を使用すると
ハンダが溶けない→コテ先温度を上げる→LEDが破損する
といった状況になったのではないでしょうか?
コテ先温度はもちろん大変重要ですが肝心なのは熱容量です。
不足した熱容量=コテ先を母材に当てたときに奪われる熱
を補えばいいのです。

LED打ち換えのようにコテ先の温度設定が通常時より低いときは
母材(基板)を温めてやるとハンダ付けがスムーズにできるようになります。


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