emac①
















apple emacのコンデンサ交換手術です。emacは本体・ディスプレイ一体型で分解がたいへ~ん難しいシロモノです。基板の状態にして送っていただいてよかったです…(そしてすごいです!)

さて、emacのロジックボードですが、表面にも裏面にも結構たくさんの突起がある部品が装着されています。なのでいつものように小型噴流槽が使えません…。
imac G4のロジックボードは噴流槽を使用しないでコンデンサを交換するのは非常に困難です。
emacのロジックボードはどうなんでしょうか…?早速確認してみました。
emac②





































G4 ロジックボードに比べると比較的ハンダコテを使った交換ができそうですがやはり1ヶ所だけ熱が伝わりにくくハンダコテでビクともしないところがありました。

「…どないかならんかな?」

どないかしなくてはいけません。ホットエアーを使って基板全体を温めてからハンダコテを使う事にしました。温度は~150℃、コンデンサが挿してある表から温風をあてます。(当然コンデンサの被覆はグニャッとなってしまいます。取り外し部品は廃棄するときのみの策ですね)下から温風を当て、ピンセットかペンチで取り外すコンデンサを保持しながらK型のコテ先をコンデンサの両方のリードにあてていきます。この時ハンダが溶けにくいときは新たにハンダを少し足してやり温めます。ハンダが溶けてきたらペンチで挿んだコンデンサを少しづつ動かして徐々に抜いていきます。コンデンサが抜けたらそのままハンダ吸い取り線でスルーホールに残ったハンダを吸い取ります。新しいコンデンサを実装して完成です。

ちなみに残りの箇所は同じく両方のリードに新しくハンダを足してやりK型(ナイフ型)のコテで温めながら抜く→スルーホールのハンダ吸い取り→新しいコンデンサの実装という手順で交換しています。


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