こんにちは、はんだ付け職人です。

今週は、先週に引き続き「母材の固定」についてのお話です。
具体的な、母材の固定方法を紹介していきましょう。

まずは、クリンチです。
アキシャル、ラジアルなどと呼ばれることも多いですが
要は、基板の穴に部品のリードを差し込んでハンダ付けするタイプ
の部品に使用します。

部品のリードを基板のパターンの穴に挿入して部品が落ちないように
リードを曲げます。
参照URL(下記記事参照)
//k.d.cbz.jp/t/7a06/80hx4lx00f655z6dgm

ここで、ちょくちょくリードのカットは、ハンダ付けの後が良いか?
先が良いか?という質問をいただきます。

ここで私は「できる限りハンダ付けの前にリードをカットしてください。」
とお答えしています。

と言うのも、ハンダ付けの後に、ニッパでリードを切断すると
ハンダのフィレットにクラックが入ることがあるからです。

これは実際に、当社であったクレームです。

ニッパが磨耗して切れにくくなってきたり、2本のリードを
一度に切断したりすると、結構な衝撃がリードに伝わります。

クラックの場合、電気検査では捉えられない場合が多いです。
(時間の経過と共に発症します)

やむなく、ハンダ付け後にリードカットされる場合は、
よく注意してください。


次に、マスキングテープで固定する方法です。
これは、主に大き目のチップ部品などを固定する方法の一つです。

マスキングテープを細ーく切って、基板の上にチップ部品を
貼り付けます。ピンセットで上手に固定できない初心者の方などには
お勧めです。


次に、上記でも言ってしまいましたが、ピンセットで固定する方法です。
慣れれば一番手っ取り早いですね。こちらもチップ部品を固定する
方法です。

ただし、「部品が浮かないように・・」と強い力を加えますと
電子部品は熱した状態では簡単に割れたり、クラックが入ったり
しますので、そっとつまんで、押さえる必要があります。

さらに、ピンセットをよく吟味しないと、チップをつまむだけで
過大な力が必要だったり、ピチッと部品が飛んでいってしまいます。

今のところ、はんだ付け職人お勧めのピンセットは
HOZANさんの P-894です。






価格もお手ごろで、部品を弾くこともなく、わずかな力で
部品を摘むことができます。

ピンセットでお悩みなら一度試してみてはいかがでしょう。

またまた、長くなってしまいました。
続きは来週お話いたしましょう。

では、明るいハンダ付けを!