この記事は、2009年 01月07日の投稿記事をリニューアルしたものです。

 

 

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   片面基板のコンデンサ交換

 

みなさんこんにちは。
お正月気分も抜けてようやく生活のリズムが安定して来た頃でしょうか?

さてさて今回は電源ユニットのコンデンサ交換を説明してみたいと思います。
電解コンデンサという部品は長年の使用やハードな状況での使用で確実に寿命がやってくるものです。目で見てわかる症状として、膨れてくる、液漏れを起こしている等が見られます。(写真②)こんな場合は不具合を起こしているコンデンサの交換だけで壊れてしまった、調子が悪い、と思っていたものが思いがけず復活する事もあるのでよく観察してみましょう。


さらに、交換したい基板が両面基板でなければ(熱容量が少なくてすむ→熱が逃げないので母材が温めやすい)
小型噴流DIP槽のような特別な機械がなくても
ハンダコテとWICK(ハンダ吸い取り線)、
フラックスを使って比較的簡単にコンデンサ
を外すことができると思います。


まずは基板を両方から見て取り外したいコンデンサの足にマジック等で印を付けておきます。少量のコンデンサ交換でも基板を見つめているうちにどこのハンダを吸い取っていいのか忘れてしまう事が良くあります。
オモテ、ウラ、オモテ…と何度もくるくるひっくり返す手間を省くためにも印はつけたほうがいいです。

   コンデンサの極性注意

 


印をつけた箇所のハンダをWICKで吸い取るとコンデンサがコロッと取れるので新しいものに付け替えて完了です。この際コンデンサの向きに注意します。全部とってしまう前にメモッておいたほうが確実です。
基板に何の印もないのに極性が存在するという事もあるからです。

無事コンデンサは交換できましたが、基板のハンダ面をよく見てみるとたくさんの配線に引っ張られ無理な負荷がかかってしまい、パターンごとめくれかかっている箇所が数箇所ありました。パターンは剥離していませんのでハンダ付けをしてホットボンで固めておきました。

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