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※こちらの記事は2008年5月13日に公開した記事をリニューアルしたものです

 

症状は

PCをひっくり返してメモリを押さえつけると起動…

(ファミコンみたいになってしまっていますね…)


メモリの認識が片側のみということでしたので顕微鏡で調べてみました。
ピンセットで持つとぐらぐらの足が数本あったうえに
かろうじてついている他の足部分もハンダ量が極端に少なく
いつ割れてもおかしくない状況でしたので全体にハンダ量を足してやることにしました。
今回も本体ごと修理になりますので以前と同じドライヤーを使用した方法です。


全体にハンダを足す、
つまり内側の間隔が狭い部分もコテを入れていかなくてはいけないので
マスキングをさらにしっかり巻いておきます。

 


拡大鏡や顕微鏡の作業はコテ先だけ見てしまって
全体を見ずにまわりの部品を溶かしてしまうことがよくあるので注意しましょう。

特にメモリスロットはプラスティックなので一瞬あたっただけでも溶けてしまいます。

ドライヤーで暖めながら糸ハンダを供給し、コテをあてていくというのは結構難しいので
無理をせずに2回に作業をわけると失敗する確率は減ります。
最初にドライヤーなしでハンダを少しずつ足していき足し終わってからフラックスを多めに塗布し、
ドライヤーをあてながらツノになったハンダを馴染ませていきます。

 

最後にフラックスは必ずきれいに掃除しましょう。
残っていると故障の原因になります。

 

作業終了後 動作チェックしてみましたが無事につきました。


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