※こちらの記事は2017年5月29日に公開した記事をリニューアルしたものです
こんにちは、はんだ付け職人です。
今日は、前回に引き続きリード抵抗(アキシャル抵抗)の
実装のお手本動画を紹介させていただきます。
対象は前回同様、学生の方や新入社員など、はんだ付け初心者の方向けです。
先日、体験用基板を教材としてご購入いただいたお客様より
次のような質問をいただきました。
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先日、はんだ付け体験用基板1セット10組入りを
購入させて頂きました。
教えてほしいことがあります。購入させて頂いた教材ですが
放熱パタ-ンの熱容量が大きく、弊社の通常条件では
かなり時間が掛かってしまいます。
この教材を使用した場合の御社の条件やコツ等をご教授願います。
ちなみの弊社条件では、はんだこて:HAKKO_FX-951,こて先:HAKKO_T12-B2、
設定温度:350℃,はんだ:鉛フリ-はんだ(Sn96.5Ag3Cu0.5)です。
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ご質問のとおり、体験用基板は決して簡単なだけの
はんだ付け教材ではありません。
はんだ付けに必要な知識を駆使して、熱をどのように伝えるか、
部品の酸化などを考えてはんだ付けを練習していただくために、
さまざまな形で熱を逃がすような設計にしてあります。
使用している道具、条件は以下の通りです。
ハンダゴテ:HAKKO FX-601 コテ先:3C コテ先温度340℃
糸はんだ:鉛フリ-はんだ(Sn96.5Ag3Cu0.5)φ0.6mm
ハンダゴテなどの道具や教材については、
再現性を高くするため、
弊社で販売中の、「はんだ付け職人のハンダゴテセット」と
比較的安価に購入できる「はんだ付け体験用基板」を
使用しました。
普段、なんとなくはんだ付けをやっている方には、
はんだ付けでは、どういうことを考えなくてはならないのか?
ということを改めて考えていただく良い教材です。
はんだの上がりが悪いときどうすれば良いのか?
フラックスを使わねばならない状況とは?
など、参考になると思います。
はんだ付けの仕上がり状態についても
適切なフィレット、熱不足、オーバーヒート
はんだ量過多、はんだ量過少など、
良品と不良品の見分け方を、実際のサンプル写真を
ご覧いただいて解説しております。
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これから、はんだ付けを学ばれる方にはお役に立つと思います。
では、明るいはんだ付けを!