5.15 ①

※こちらの記事は2009年5月15日に公開した記事を

リニューアルしたものです

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自動車エアコンパネルのLED交換(LED打ち替え)手術30箇所です。


まずは、液晶部分とダイアル部分を取り外さなくてはいけないのですが、
液晶部分の取外しが大変でした。液晶部分はたくさんピンの付いた部品で
しっかりハンダ付けしてあります。その上から鉄製カバーがかけられ
4隅をクリンチしてこれもしっかりハンダ付けしてあります。

ハンダ吸い取り線を使って4隅のハンダを吸い取り、クリンチしてある箇所を
元に戻し、次にピン部分を吸い取っていきます。
(それでも外しにくい場合は低温ハンダを使って取り外します。時間を
かければ取れると思いますが、パターンの損傷などにも注意します。
今回は時間短縮のために低温ハンダを使用しました)


LED交換ビフォーアフター

5.15 ②




















今回は純正の(?)緑色から青色へのチェンジです。(LEDは同タイプの
ものを用意してありますから写真であまり変化はわかりませんが…)

まずチェッカーを使って極性を調べてから作業します。異なる種類のLEDを
同時に付け替える場合は特に極性チェックに注意してください。
また、一度に全て外してしまうと
どこに何がついていたか分からなくなってしまったりするので、
写真を撮っておくのがベターです。

LEDの取外しはハンダコテ2本を使用しました。
取り外したLEDを再度利用する場合はコテ先温度を300℃前後にしておきます。
(熱破壊による破損を防ぐためです)

ちなみに 今回は交換前に1箇所破損していました。

5.15 ③




















全てのLEDを取り外せたら片側のパターンのみハンダを吸い取って
仮ハンダの状態にしてから 新たなLEDをハンダ付けしていきます。

今回は窒素フローハンダコテを使用しました。このような専門的な
ハンダコテがない場合は、コテ先温度が低めの設定なので通常の
ハンダコテではハンダが馴染みにくい場合があります。
プリヒーターやドライヤーを使って不足した熱を補ってやり、
フラックスを使用すればハンダが馴染んでくれます。

点灯チェックをしました。
無事全て点いたので スイッチ、液晶部分を
付けて組み立て 完成です!


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