※こちらの記事は2008年6月12日に公開した記事をリニューアルしたものです
症状:メモリスロット1に挿しているメモリのみ認識しない。
メモリは正常で256Mを2枚挿しているが、1枚しか読み込んでいない。
顕微鏡で覗いてみたら
メモリスロットの両サイドにハンダ割れを確認できました。
早速修理してみます。
マスキングをしっかり(最低でも3~4重)にしてからの作業です。
手元を極端に拡大しているのでコテ先が本体部分に当たらないよう注意します。
本体ごとですからもちろんハンダは熱を奪われてしまい溶けません。
足りない熱容量はコテ先の温度ばかりを上げないで家庭用ドライヤーの風、コテ先の交換
(もちろん先の細いものが使いやすいのですが、少し径をあげてやるとグンと変わります。)
などで工夫して補います。
コテ先の温度ばかりを上げても酸化が早まりますし、作業はしやすくなるとは言えません。
(PC自体は家庭用ドライヤーぐらいの温度では破損したりしないので大丈夫ですよ。)
糸ハンダは線径の細いものを選んでやると作業がしやすいです。
写真のハンダ割れ部分と修理後の写真、比べてみるとハンダ量が少ないのがわかると思います。
全体的にハンダを足してやり、フラックスをしっかり掃除して起動してみました。
512M、両サイド認識していましたので完了です。
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