※こちらの記事は2005年10月13日に公開した記事をﾘﾆｭｰｱﾙしたものです
ご依頼： 写真一番上参照
ＩＣはパナソニックのサービスの人に
「壊れているが、部品（下の『ＶＣＲ０３８９』というものです）
が生産中止になったのでもう直せない」
と言われた個所です。
素人仕事で直そうと試みたのですが、ハンダ付けで挫折しました。
プロに完璧なハンダ付けをしていただいて、
駄目なら寿命と思ってあきらめるつもりです。
ですので、お願いできますでしょうか。
御参考のために修理方法を紹介したＨＰを添付させていただきます
（この芋ハンダすら小生ではできませんでした・・・
基盤にうまくハンダが載ってくれないのです）
１次診断： 写真２番目参照
ハンダ付けに精通されている ○○さんが
なぜハンダ付けできなかったがわかりました
顕微鏡で見てみると
パターンが電解コンデンサの液漏れと加熱のせいでしょうか？
すっかりなくなっています
一見 パターンがあるように見えますが
洗浄してみるとランドの部分が凹んで基板素地がみえます
これを修復するには銅箔などで切れ切れになったパターンを
つないだ上で、残ったパターンのレジストを削って
回路上問題ないよう位置を変えて
コンデンサをハンダ付けするしかないようです。
実際の修理： ３．４．５番目写真参照
ハンダ付け修理は完了しました
ハイブリッドＩＣ部は
回路的にはこれで問題ないはずです。
添付の写真のように銅箔で補修をしました。
また 補強のために ホットメルトにて固定しています。
ある意味、ＩＣよりもサブ基板のほうが重症でした。
写真一番下を見てもらうとわかりますが、
ＩＣを外す際、基板のパターンを３箇所剥離して
千切りとられています
こちらもシルクとレジストを剥がして
銅箔を使って補修していますが
（修理後の写真がボケてしまいました・・すいません）
この損傷具合から考えると、かなり熱が加えられているので
他のＩＣなどが破壊されていないかが心配されます。
残念ながら Ｓ－ＶＨＳビデオを持っていないので
動作確認ができないのですが
私が考えられる限りの手は尽くしたつもりです
これで 動作しない場合は
「自分であっても あきらめられる」と思います
結果：
正直 ちゃんと動作するか心配でしたが 到着後のテストで Ｓ-ＶＨＳ映像が
綺麗に写ったとの連絡を頂き ほっとしました・・。
その後も・・
ビデオはその後も好調です。あとどの程度動くかは分りませんが、
末永く大事に使っていきたいと思います。
と ご連絡いただきました
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