★☆★ ホイールバランサー その2 (2021.6.14) ★☆★

こんにちは。はんだ付け職人の大堀です。

奇妙なもので、同じ様な装置のご依頼が続きます。
こちらもホイールバランサーなのですが、今回は表示部(7セグメントLED)の不具合です。

数字の一部が欠けてしまって正しい数字が読めなくなってしまいました。

なんとなくわかりますが、確かに読みにくいです。

7セグメントLEDの場合、配線パターンかLED本体に異状があると、
この様な現象が現れます。

調査の結果、このご依頼品は後者の7セグメントLEDが破損していました。
7セグメントLEDはいろいろなメーカから出ているので合うLEDを探します。

あれれっ?
なんだかこの7セグメントLEDはいつもとは違うぞ、、、


安価に出回っている7セグメントLEDとはピン数が異なります。

あちこち探して、やっとオリジナル品が見つかったのですが、なんと1個(一桁)5,000円でした。
6個必要ですから7セグメントLEDだけで30,000円です。(汗)

さすがに、これは使えませんよね。。。
部品サプライヤーも足元を見過ぎです。(本当、嫌な感じです)

極論、配線をやり直せばどんな7セグメントLEDでも使えるのですが、
作業工賃がそれだけ膨らんでしまいます。(これはできるだけ避けるべきです)

さてさて、
何かスマートに代用できないか、もう少し考えることにします。


★☆★ ホイールバランサー その1 (2021.6.11) ★☆★

こんにちは。はんだ付け職人の大堀です。

ちょっと変わった目線で始めたシリーズです。
目立たないけど意外と生活に密着している機械類の修理に関するものを取り上げて行きます。

第一回目は、お車をお持ちで特に通勤に使用させる方にはお馴染みの、オートバックスやイエローハットやタイヤ館などに必ずある装置「ホイールバランサー」です。

なんだそれ?
って思われますが、タイヤのゴム本体を交換する時や、気に入ったホイールに
こだわりのタイヤを装着する時には必ずお世話になる機械です。

ある日突然、「機械が動作しなくなって困っている」とお問合せを頂きました。
お話をお聞きすると「ホイールバランサー」とのこと。

車のホイールには回転ブレを安定させるためにオモリをつけるのですが、
その回転ブレを計測する装置で、地上を走るどんな高級車でも必ずお世話になります。

その基板を調査すると電解コンデンサから液漏れして基板のパターンが腐食、断線、
さらに近くにあるダイオードも電解液の餌食になっていました。

ガラエポ両面基板です。

単純な回路ですので大きな故障も無く長い間動いていたのだと思うのですが、
さすがに部品や回路が壊れては調子よく動くわけには行きませんよね。

急いでパターンを修復して部品を交換しました。
コンデンサは静電容量と耐圧が明記されているのでよいのですが、問題はダイオードです。
よっぽどの定番商品くらいしか現存しておらず、ほとんどが廃番、もしくはリニューアルされてしまいます。

なので、元の部品の品番が判別しないと交換が難しくなります。
基板上のダイオードは真っ黒に腐食していて数字が読める品ではありませんでした。

こうなってしまうと、回路図の無い回路パターンと、実装されている部品の関係から電圧、電流を予想します。
そしてそれらに耐えうる品番を探して代用するしかありません。

ここが100%修理できない原因の一つでもありますが、ご依頼者様にはご了承の上、
完了した基板を返送させて頂きました。

後日、無事に動作して復活したとの嬉しいお声を頂きました。
それから1年経過しましたが今も元気で動作しているとの事でした。
本当に良かったです。(安堵)