本日は はんだ付けをされる際の顕微鏡使用効果についてお伝えします。

 

弊社代表の野瀬が理事長を勤めますNPO日本はんだ付け協会では
東京、大阪、広島、滋賀などでの公開会場や企業様にて
はんだ付けの講習・検定を開催しています。

先日の東京での講習に顕微鏡使用効果を再確認する場面がございました。

1級(微細部品のはんだ付け)を受講される方は
お1人1台ずつ作業机に10倍の実体顕微鏡をご用意しております。

 

通常顕微鏡は 微細部品の基板実装の際に用いられますが
その日は1級受講者8名の内、
5名の方が Dサブコネクタのはんだ付けの実技講習の途中から
顕微鏡を見ながら作業を始められました。

 

すると、当然ではありますが、各段に作業箇所が細部まで確認出来るようになり
パフォーマンスが大変向上しました。

 

細かな部品じゃないから裸眼でも十分作業は可能・・・と思いがちですが、
顕微鏡で確認されますと裸眼や眼鏡、拡大鏡では気づかなかった細かな部分の不具合が確認できます。

 

顕微鏡を見ながらの作業は、慣れるまでは
・作業対象物が上手く視界に入って来ない
・ピントを合わせるのに時間がかかる
・目が大層疲れる
等を感じられることがありますが
慣れて来ると正確さや速さで使用しない場合と比較し
各段に作業効率が上がります(弊社はんだ付け職人談)

 

企業や学校などで 正しいはんだ付けを学ばれる際は是非とも
実体顕微鏡を用いたはんだ付けをお勧めします。

 

良品見本と比較されますと
どこが良品でないか、一目瞭然です。

 

これで、ちゃんと出来てるのかな?といった作業時の不安からも解放されます!

 

《顕微鏡使用時の注意事項》

・ピントは正しく調節して合わせる
・日光が直接当たる場所では使用しない
・粗動ネジをゆるめると急に本体が下がるので
 必ず鏡筒を支えながらゆるめる。
・光源にハロゲン球を使用しているものは
 照明部分が高温になるので直接触れない。
・移動の際は必ず両手で持ち、水平なところに置く。

 

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