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故障した電子機器を振ってみると、カラカラ音がすることがあります。
これは、実際にマルチコネクタの変換機を開けて見つけたもの。

基板はケース内部に入っているので、
外から応力を掛けることはできません。

先日までは、使えていたのですが、
突然、動作不良を起こしました。

肉眼では異常が見つかりませんでしたが、
よく観察してみると、
1005チップ(1mm×0.5mm)が載っていた痕跡だけが残っていました。

通常に使用していただけで、チップが取れてしまったようです。

ペーストはんだの粒粒感が残っていますので、
熱不足、あるいはフラックスがはんだが馴染むまでに死んでしまって
はんだが完全に融けなかったものと推定されます。

特に上の写真は、右側のランド側では、まったくはんだが馴染んでいなかったことを示しています。

小さすぎて一般の方は、ほとんど気づくことはありませんが、
(顕微鏡で30倍に拡大)
こういうことが、実際の電気製品で起こっているという例です。