※こちらの記事は2017年5月17日に公開した記事をリニューアルしたものです

 

アキシャル部品・ラジアル部品のはんだ付け

昔は主流で使われていた、
アキシャル部品とラジアル部品のはんだ付け講習と
実際に、アキシャル部品とラジアル部品のはんだ付けを行いました。

前回、前前回は、表面実装部品であり、小さい部品のはんだ付けでしたが、
今回は、大きい部類に入る部品をはんだ付けしました。

チップ部品で気を付けないといけないところがあるように、
アキシャル部品ラジアル部品にも
気を付けないといけない点があります。

チップ部品でもあったのですが、
部品の浮きには気を付けないといけません。

ラジアル部品 : 電解コンデンサ      浮き

実際に、電解コンデンサのはんだ付けの際に、
しっかりと固定が出来ておらず、
部品が浮いてはんだ付けしてしまうことがありました。
アキシャル部品 不良2



ラジアル部品 : 電解コンデンサ    部品浮き   良品

固定できているからではなくて、
しっかりと確認をしてからはんだ付けをすることが
大切です。
アキシャル部品 良品2

私が良く言われたことは、
「少しの確認と長時間の手直しだったらどちらがいい?」
と聞かれたことがありました。

明らかに少しの確認の方が良いので、
しっかりと確認することが大切です。

その確認を怠ったため浮いてしまいました…。
練習なのでよかったですが、製品ならと考えると…。
怖くなりました。

そのほかにも、電極がある部品が多いため、
その辺りにも注意が必要だと感じました。


スルーホールのはんだ付け

リード部品にありがちな、スルーホールのはんだ付け。
これがなかなか難しかったです。
上手くはんだが上がってくれなくて苦戦しました…。

 

スルーホールのはんだ付け    良品  はんだ上がりの例
アキシャル部品 良品
アキシャル部品 良品1



スルーホールのはんだ付け   不良例

あとはGND部のはんだ付けが思っている以上に熱が必要で、
焦ると上手くはんだ付けが出来ない、オーバーヒート状態になる。
といったように、簡単に見えて、難しい部分がありました。

まんまとオーバーヒートや、熱不足なりました…。

しかしながら、部品面ではなく、裏面にはんだ付けをするため、
はんだを流す量が感覚になります。
はんだが上がりすぎて、スルーホールが見えてるものもありました。
アキシャル部品 不良

はんだ量の感覚や熱の伝え方をしっかりと覚えていきたいと思います。

使用教材
「はんだ付け検定(1級)」使用教材