皆様、ご無沙汰しております。
長らく仕事の記事が書けていないお茶@はんだ付け職人です。

さてさて久しぶりの記事だというのにお客様から頂いた参考写真しか画がありません・・・。
この作業のご依頼を頂いたのがお盆前だというのにバタバタしてしまい記事にしそこねておりました。
挙句この完成品写真なしという暴挙です。

さて今回のご依頼はコイツの改造です。

3 drive α 製品HP
//pivotjp.com/product/3da/3da.html

作業としては

分解
はんだ付け
ケース加工
組立

上記の4段階。
はんだ付するのは細い被覆線5本です。どこに?

p3


ここにです。
矢印の位置にリード線をはんだ付けして信号を入力できるようにしているようです。
問題は配線の取り回しです。
今回のご依頼の場合、線を取り出すためのスリットをケースを削って作っています。まさか工業高校の手仕上げ実習がこんなところで役立つとは・・・。
あとは隙間を縫うように線を出口へ誘導するだけです。
部品が密集しているので昔ながらのコテでは不可能でしょう。
作業していても変なところに接触して溶かしてしまわないように注意して作業しました。

お客様も満足いただけたようでみんカラにUPされていました。
後日、別の方からもご依頼が。まさかお客様がお客様の名前を出して、同じ作業の依頼が来るとは思いませんでした。クチコミはありがたいです。

線はAGW26あたりの線がギリギリですね。太さ的に。
ご依頼を頂ければどの線がどのスイッチに接続しているか表示をして発送します。

お客様曰く、「はんだ付けフルセットを買い揃えるより安くできる」とのこと。
はんだ付けをちゃんとするには温度調節のできるコテでないと難しいですからね。
100均やホームセンターにあるような温度が上がるだけのコテでは加熱しすぎて部品が壊れるか、
コテ先が酸化して使い物にならなくなるかのどちらかでしょう。

実際、自分も学生時代苦労したものです。すぐ酸化して使い物にならなくなります。