こんにちは、はんだ付け職人です。

今日は、高周波ハンダゴテの選び方についてのお話です。

鉛フリーはんだを導入された結果、ハンダゴテの熱量不足に
悩まれる企業さんが多数あります。

このため、はんだ付け協会の講習会や「DVD鉛フリー特別編」では、
その対策として、高周波ハンダゴテ(IH式とも呼ばれる)や、

窒素ガス(N2システムとも呼ばれる)ハンダゴテを
紹介しています。

このうち窒素ガスハンダゴテは、HAKKOさんの
詳しいホームページがあるので調べることが可能です。
//www.hakko.com/japan/n2system/

一方、高周波ハンダゴテについては、アメリカのMETCALという
メーカーのハンダゴテが日本でも販売されているのですが、
(マーケム・イマージュ㈱ OKI事業部さんが取り扱っています)

現在、日本語のHPが無い状態で、商品知識を得ようにも、
調べられない状況になっています。

「高周波がいいのはわかったけど、どこで買ったらいいの?」
というご質問を、ちょくちょくいただきますので、
メーカーさんに詳しいことを教えていただきました。


そのときに撮影した映像をYOUTUBEにUPしました。



特に短尺タイプのコテ先の出力には
目を見張るものがありました。

はんだの上がり不足などで悩んでいる方には有効だと思います。

こちらのWEB版はんだ付け講座に
「高周波ハンダゴテの選び方」というページを設けて
日本語のカタログや価格表をダウンロードできるように
しています。
//www.noseseiki.com/kisokouza/21.html


特に高周波ハンダゴテは、高周波による誘導電流で
加熱しますが、コテ先温度がヒーター表面の鉄とニッケルの
合金比率で物理的に決まるため、

※キュリー点と呼ばれる・・
 キュリー夫人の夫 ピエールさんが命名

コテ先温度は、変化しません。

したがって、この形状の352℃のコテ先・・という風に
コテ先を選択する必要があります。

こうした内容が、非常に理解しにくいため、
使いやすいコテ先3種類などの情報も合わせてUPしました。
(なぜか、英語サイトにはC型コテ先が載っていないので・・)


さて、今年になってから、HAKKOさんも高周波ハンダゴテの
販売を始められました。今後、高出力なハンダゴテは
セラミックヒーターに取って替わる可能性があります。

先取り情報として知っておかれると良いと思います。


では、明るいはんだ付けを!