こんにちは、はんだ付け職人です。

今日は連休前ということもありますので、
休みにぜひ挑戦していただきたい趣味のはんだ付けを
紹介いたしましょう。

実は、当社のセミナールームで使用するステレオアンプが欲しかったので
ずっと前から気になっていた、真空管ステレオパワーアンプ キットを
Amazonで購入しました。

真空管アンプのキットです。

TU-870R 6BM8真空管ステレオパワーアンプ キット
//k.d.cbz.jp/t/7a06/a0aprfv09iten2gc6e
若いころには高価で手が出なかった真空管アンプも
最近では、手ごろな価格で入手できるようになりました。

まして、はんだ付けを生業とする私としては、
せっかくキットが用意されているのに
これに挑戦しないわけにはいきません。

Amazonで注文した翌日には、アンプキットがデンと会社に届きました。
(早い!)
真空管アンプ1






それを見た、わが社のピノさん
(最近仕事が混んでてブログ書けてません)が

「わたし、やってみたい!」
「むっちゃ、やりたい!」
と申します。

どうやら、自宅にも欲しいな・・と考えている様で
実験台にしようと企んでいるようです。

私も作るのを楽しみにしていましたが、
ここはひとつお任せしてみました。
真空管アンプ2






順を追って写真を撮ってもらいました。

参考製作時間は6時間となっております。

ピノさん曰く、

「6時間も掛かからへんわ」
「30分でできるんとちゃう?」

と部品を広げた時点で豪語しておりました。

(プロ用はんだゴテセットと・・)
真空管アンプ3






真空管アンプ4






ところが・・
「んん?・・むっちゃわかりにくい・・」

基板はすぐに完了したものの
リード線を使った配線にかなり苦労しておりました。

でも、はんだ付けはバッチリです。
真空管アンプ6







今回は、入門モデルのはんだ付け職人のハンダゴテセットと
プロモデルのハンダゴテセットの両方を試してもらいましたが

ほとんどの部分は 4C のコテ先で十分です。
一部、真空管ソケットの端子の部分は 2.4Dのコテ先のほうが
真空管アンプ9






やりやすい感じでしたので、2.4Dのコテ先は用意したほうが
良いかもしれません。
真空管アンプ7






コテ先温度も330℃で十分です。

写真のようにキレイなフィレットが形成されているのが
わかるかと思います。

真空管アンプ8






基板の部品面側にも、結構な数の配線が必要で
こちらのほうに時間が掛かったようです。
真空管アンプ10






真空管アンプ11






さて、肝心の音出しです。
「いきなり、ボンッ!って爆発するんちゃうか?」

という心配をしながら、おそるおそる電源を入れてみると
真空管がほんのりオレンジ色に光りました。
真空管アンプ12






「おおっ! 成功や!」
(歴戦のはんだ付け職人さんに 失礼でした・・)

ここで、長らくお蔵入りになっておりました、
20年前に就職してすぐ6月にもらったボーナスをつぎ込んで
作った「スワンa」を引っ張り出してきました。
真空管アンプ13






作り方はこちら・・(むっちゃたいへんです・・)
//k.d.cbz.jp/t/7a06/a0aptfv09iten2gc6e
(注:私の製作記ではありません。中ちゃんという方のHPです)

現在使用中のお気に入りスピーカー
//k.d.cbz.jp/t/7a06/a0apufv09iten2gc6e
(こっちは世界に1台しかないです・・昔の文章なので稚拙・・)


さて、この真空管アンプと「スワンa」は、
実は、当社内に造ったセミナールームのオーディオ装置として使います。

写真のようにプロジェクターと一緒に使用して、
PCとDVDデッキの両方を使用できるようにしました。
真空管アンプ14






これではんだ付けの講習やはんだ付け検定が、
日本はんだ付け協会で受け入れできるようになります。
(10人づつの受け入れになります)

完全に準備が整いましたら、またメルマガ、ホームページ、ブログにて
ご案内させていただきます。

当社社員の受験時、込み入った作業になる実技検定の際に 
Jazzやヒーリングミュージックを 

BGMとして流しましたが、大変好評でした。

正式検定時も JAZZを聴きながら、
検定を受けていただくような趣向になっております。

お楽しみに・・


では、明るいはんだ付けを