こんにちは、はんだ付け職人です。
今週も引き続き、
はんだ付けを工程審査、工場監査の面から
考える・・の第13回目です。
今日は、「11:経歴管理」からです。
11-1:出荷ロットのNoから
製造条件、出荷検査記録がトレースできるか?
たとえば、市場に出た製品から
数年後に不具合が発生した場合、
そのロットNoから
使用材料、製造条件、出荷検査の
記録が追跡できる必要があります。
たとえば、ある期間
何らかの理由でハンダ付けの条件が
従来と違っていた場合、
不具合の発生したロットが
その期間に製造したロットに限定できれば、
不具合の発生原因がすぐに特定できるだけでなく
市場に流通したすべての製品を
回収しなければならない・・
といった事態を回避できます。
製造記録書を保管しておきます。
製造記録書サンプル(こんな感じでいいと思います)
//k.d.cbz.jp/t/7a06/90enwxv0lgopmzu7dn
※後日、エクセルでUPする予定です。
(もうちょっとお待ちください)
始業点検票などの設備の点検記録
(先日も紹介しました。こんな感じです)
//k.d.cbz.jp/t/7a06/90enxxv0lgopmzu7dn
※日付けと作業者名、点検者名を
記録しておくこと。
なんらかの異常があった場合は、
製造記録書に記しておくことが身を守ります。
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ここで、最新作のDVDの発売予告です。
【90分でわかる! 本当のはんだ付け作業】(仮タイトル)
内容は
「目で見てわかる はんだ付け作業」 日刊工業新聞社の
に準拠しており、この書籍をテキストとして使用することを
想定したDVDです。
書籍では使えなかった、動画やカラー写真をフルに
使用しています。
サンプル映像
//k.d.cbz.jp/t/7a06/90enyxv0lgopmzu7dn
このDVDが、はんだ付けの楽しさを世の中に広く
認知されるための起爆剤になることを祈っております。
では、明るいハンダ付けを!