電源コネクタ
































取れてしまった電源コネクタをもう一度ハンダ付けします。『~自分で交換しようとした際、貴社HPのブログの通りの結果になってしまいました。瞬間接着剤も全く無駄でした。』というメールを頂きました。何回もこのブログに書いているので内容が重複してしまうのですが、瞬間接着剤では回路はつながりません。とれた部品はきれいに引っ付いたように見えますが部品を引っ付けただけではダメです。「接着剤に電気は通らない」という事を頭の片隅においておくと納得してもらえるのではないでしょうか?電話線やコード類が切れたときに接着剤は使わないと思います。基板も同様で、平面に見えてその内部に細かな電気を通す回路がたくさん存在しているのです。

肝心の電源コネクタですが、パターンごときれいに取れていました。先ほどと同様にここで接着剤でパターンをつけてもダメです。

付着した接着剤をカッターナイフで削り表面をフラットにします。左右のパターンに付着していたハンダを吸い取り掃除します。取れてしまったパターンがどことつながっていたか…?すぐ下にあるスルーホールと繋がっていました。被覆を剥いたジュンフロン線とスルーホールをハンダ付けします。更に、そのジュンフロン線と電源コネクタのピンをハンダ付けで繋ぎます。これで剥離したパターンの代わりに電気を通してやれます。サイドのグランドパターンにもハンダ付けしてやり、補強のためにエポキシを塗布して完成です。