こんにちは、はんだ付け職人です。

今週は、ご存知の方も居られるかもしれませんがHAKKOさんから
来月発売される吸煙器のインプレッションです。

FA-400という名称なんですが、従来の493の後継機種です。
ホームページの【はんだ付け基礎講座 WEB版】
12.半田の吸煙器 でも紹介してたのですが
//k.d.cbz.jp/t/7a06/80ff40z02flj3aj90a

ケムパー MOK-111 ( 小沢電子工業)  
  発売元 マウビック
が2005年4月現在 製造中止になってから、なかなか安価で
吸引力の強い吸煙器がなく、皆さんにお勧めできるものが
ありませんでした。
ケムパー
















(現在、当社には12台くらい古いケムパーがあります・・)

決定的な違いは、ケムパーがシロッコファンを採用していることで
吸引力と静かさで優れていました。

去年、HAKKOさんから、吸煙器のリニューアルに際して
「何か意見はないか?」とおっしゃっていただいたとき

「シロッコファンをぜひ!」とお願いしていたのですが
さすがに「一から開発するのは難しい・・」とのことでした。

今回、デモ機をお持ちいただいた際、
「ファンは従来と同じものです。」とお聞きしたので
縦置き




















「あーやっぱり・・」
と少しがっかりしましたが、ここで、たいへん面白い機能が
追加されていました。

それは、横に倒して使用すると、底の部分から煙を吸引し
あたかもシロッコファンのように、強力になる・・
というものでした。

吸入口が狭くなる効果もあって、流速で2.5倍の吸引力です。
さっそく、試してみましたが、確かに正常な使用方法より
はるかに強く煙を吸引してくれます。
横置き





















ただし、付属のフィルターをセットすると、かなり吸引力が落ちるので
うちで使用する場合は、フィルターは使わないと思います。

サイズもひと回りコンパクトになりましたから、作業環境には
有利ですね。

こうした、局所換気装置は、作業者がフラックスの煙を直接
吸い込むことを防いでくれますが、あくまで自分の顔の前だけを
換気するだけですから、部屋の換気は欠かせません。

でも、こうした局所換気装置がないと「ケホケホッ!」となりますから
余裕があれば持っていたいですね。

その他、気づいたことは、色は例のブルーイエローなんですが
導電性樹脂を使用していますので、ESC対策が施されています。
(価格は据え置き)

ただし、その分ケーブルが太くなっており、若干ケーブルの取り回しが
堅く感じるかもしれません。


2009年12月1日の発売予定です。(定価\12,600円程度)
デモ機が借りられると思います。

HAKKOさんリンク
//www.hakko.com/japan/products/hakko_fa400.html

では、明るいハンダ付けを