10・5 ③


















平成4年式 三菱GTOのECU修理です。3箇所のコンデンサの交換をしますが、液漏れを起こしているものが1本あります。周辺に液漏れした電解液が付着していましたが特にひどかったのはセラミック基板(ピンクで囲ったところ)です。この基板のパターンは銀を通常の基板より多く含んでおり、コテを当てるとハンダに銀の成分が溶け込んでパターンが消失してしまう事があり、ハンダコテを当てて修復するのは難しいので洗浄液とカッターナイフ、子供用歯ブラシ、筆、つまようじなどを使って付着した電解液を取り除いていきます。

10・5 ④





















ピンクで囲まれた箇所が電解液がもっとも付着していたところです。電解液は付着したままでおいておくと基板の腐食が起こってしまう可能性がありますからなるべく丁寧に取り除きます。
10・5 ⑤





















掃除をし終わると1ヶ所のスルーホールのパターンが腐食により消失してしまっていました(②)。回路をたどると①につながっているので、電解液を完全に取り除いてからカッターナイフでレジストを剥き銅箔部分を露出させたら予備ハンダをします。リード線を片方が②に差し込むコンデンサのリードに巻きつけ、もう片側を予備ハンダをしておいた銅箔部分にハンダ付けします。(新しいコンデンサの切断したリードでOKです)最後にエポキシで固めて結露などのショートの原因をガードして完成です
10・5 ⑥


















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