こんにちは、はんだ付け職人です。
今日は、新しい著書の紹介をさせてください。
9月のはじめにも報告させていただきましたが
9/27にようやく出版されました。
「目で見てわかる はんだ付け作業」野瀬昌治 著
日刊工業新聞社 A5判 104頁 定価1680円(税込)です。
//k.d.cbz.jp/t/7a06/80jagby01fyd3vdgda
はんだ付けに、まったくなじみの無い方にもわかりやすいよう
写真と図をバランスよく使って書きました。
特に、気をつけたところは「はんだ付けが誤解されないこと」です。
従来の書籍は、あらかじめ「そこそこはんだ付けについて知っている方」
が対象に書かれていることから、多くの誤解を生じさせる
原因となることもありました。
このため、この本では、初めてはんだ付けを学ぶ
中学生や学生さん、新入社員やパートさんなどに、はんだ付けの基礎を
正しく理解していただくための工夫、表現を盛り込みました。
この本に書かれている知識を身につければ、その後の応用でも
軸がぶれることはありません。
ただし、逆を言うと今まで、このメルマガを熟読していただいた方や
高度な技術を身につけておられる方には、もの足りなくて
面白くないかもしれません。
正直「私は初級は卒業した!」方にはお勧めいたしません。
でも、後輩や生徒さんを指導する立場にある方には
はんだ付けの指導や教育方法を確認する上でも、お役に立つはずです。
もうひとつ、お断りしておかねばならないことは
この本には、鉛フリーハンダについての記述はありません。
ページ数の制約もそうですが、はんだ付けの基礎を学んでもらうためには
まずは、鉛入りの共晶はんだについて正しく理解してもらうことが
不可欠と信じてますので、あえて省かせていただきました。
鉛フリーハンダ編については、また後日の出版になるかと思います。
この点、お間違えなきようよろしくお願いいたします。
この本を通して より多くの方にはんだ付けを楽しんで頂けることを
願っています。
では、明るいハンダ付けを!