a2208108.jpgこんにちは、はんだ付け職人です。

今日は、新しい著書の紹介をさせてください。
9月のはじめにも報告させていただきましたが
9/27にようやく出版されました。

「目で見てわかる はんだ付け作業」野瀬昌治 著
日刊工業新聞社 A5判 104頁 定価1680円(税込)です。



はんだ付けに、まったくなじみの無い方にもわかりやすいよう
写真と図をバランスよく使って書きました。

特に、気をつけたところは「はんだ付けが誤解されないこと」です。

従来の書籍は、あらかじめ「そこそこはんだ付けについて知っている方」
が対象に書かれていることから、多くの誤解を生じさせる
原因となることもありました。

このため、この本では、初めてはんだ付けを学ぶ
中学生や学生さん、新入社員やパートさんなどに、はんだ付けの基礎を
正しく理解していただくための工夫、表現を盛り込みました。

この本に書かれている知識を身につければ、その後の応用でも
軸がぶれることはありません。


ただし、逆を言うと今まで、このメルマガを熟読していただいた方や
高度な技術を身につけておられる方には、もの足りなくて
面白くないかもしれません。

正直「私は初級は卒業した!」方にはお勧めいたしません。

でも、後輩や生徒さんを指導する立場にある方には
はんだ付けの指導や教育方法を確認する上でも、お役に立つはずです。


もうひとつ、お断りしておかねばならないことは
この本には、鉛フリーハンダについての記述はありません。

ページ数の制約もそうですが、はんだ付けの基礎を学んでもらうためには
まずは、鉛入りの共晶はんだについて正しく理解してもらうことが
不可欠と信じてますので、あえて省かせていただきました。

鉛フリーハンダ編については、また後日の出版になるかと思います。
この点、お間違えなきようよろしくお願いいたします。


この本を通して より多くの方にはんだ付けを楽しんで頂けることを
願っています。

では、明るいハンダ付けを!