こんにちは、はんだ付け職人です。

お盆休みも終わっちゃいましたね。今年は、飲みすぎることも無く
体調を上手くキープしたまま過ごすことができました。
われながら、おりこうさんだったと思います。

さて、今日は「からげ処理」についてお話しようと思います。
講習に行くとよく

「からげ・・たいへんなんですけど、どうしてもやらなくちゃだめですか?」
「工数が掛かりすぎるんですけど・・」

といった質問を受けます。

「からげ」とは、リード線をはんだ付けする場合に、リード線の芯線を
端子に巻きつけたり、引っ掛けたりすることをいいます。

また、リード線を「からげ」ないで、端子に乗せただけの状態で
はんだ付けすることを「ちょん付け」などと呼んだりします。
(ちょんと乗っけるだけだからですね)

「ちょん付けじゃだめですか?」

と了承を求められるんですが、ハンダ付けの品質面から考えると
「ちょん付け」はお勧めできません。

理由は3つあります。ひとつは、はんだの機械的強度は、さほど強く
ないため引っ張るとはんだ付け部が取れてしまうこと。

ふたつめは、リード線の芯線が端子に密着しないため、はんだだけで
繋がった状態となることが多く、良い導通が得られないこと。
(はんだの導電率は銅の1/10です)

3つめは、固定が難しいために、不良が発生するリスクが高くなる
ためです。

少々めんどうでも、はんだ付けしなくても十分導通して動かなくなるほど
しっかり「からげ」を行ったうえではんだ付けすることを推奨します。

こちらに「からげ」の例を写真に紹介しておきます。
「ひっかけからげ」と「巻きつけからげ」です。
http://www.soldering-guide.com/archives/51915805.html

では、明るいハンダ付けを!