ea2fa9cf.jpgこんにちは、はんだ付け職人です。

今日は、ちょっと企業の方寄りの情報になりますが
ハンダゴテの始業点検についてお話します。

ハンダゴテの始業点検・・あまり一般の方はしないと思いますが
企業で電気製品を製造されている方は、製品の品質を保証する上で
重要ですね。

セミナーでたまに見かけるのですが、昔に作成した始業点検表を
そのまま使っておられる場合があります。

温度調節機能のない昔の電源コード直結型のハンダゴテの場合は
絶縁抵抗とコテ先温度を管理項目に挙げられていることが多く、
実際、これで間違いはありません。

しかし、最近、温度調節機能つきのいいハンダゴテを導入された
場合は、ちょっと事情が変わってきます。

というのも、ステーション型の温度調節型のハンダゴテには
絶縁トランスが使われており、そもそも絶縁抵抗を測定できる
構造にはなっておりません。

JIS規格も、数年前に改定されており、絶縁トランスを使った
ハンダゴテには絶縁抵抗の項目はありません。

ところが、これを知らないまま、旧式の始業点検表を使われている
企業さんが、まだちょくちょく残っています。

「昔から、これに決まってるんだからしようがない!」
・・と(故)丹波哲郎氏のようなことをおっしゃいます。
 (見たもんはしようがない!・・ってやつです。)

絶縁抵抗計(メガ計)で測定すると、何がしかの数値が出るんですが
これは、測定できておりません。

どうしても、測定したい場合は、このような方法があるのですが
//www.noseseiki.com/kisokouza/17.html
手間も掛かる上に、意味がありません。

現在、絶縁トランスを使ったステーション型のハンダゴテには

リーク電圧 (2mV以下であること)
コテ先とアース間の抵抗 (5Ω以下であること)

という基準が一般的です。

これを手軽に測定するには便利な測定器があります。
//www.hakko.com/japan/products/hakko_fg101.html

でも、高くてなかなか買えないんですよね。(定価97,650円)
ぜひ、もう少し安いやつを作っていただきたいです。
(おこられるかな?)

もし、あなたのお客さんで、まだ古い基準の始業点検表を押し付けて
こられる所がありましたら、

「今のハンダゴテはね・・」
と教えてあげてください。

「おっ!勉強してるな!」と思ってもらえるはずです。

では、明るいはんだ付けを!