5.7②



















まずは写真を見てみましょう。……すべてのパターンが剥離しています。
コネクタが取れてしまったので どうやら瞬間接着剤とハンダ付けで
修復しようとしたみたいですね…

このブログでも何度か触れていますが 「電気的導通」は接着剤では復活しません。
だからといって「はんだ付け」が接着剤の代わりになるわけではありません。
(詳しくは「はんだ付け講座」を一読して下さい。とってもわかりやすい
はんだ付けのお話です…)

5.7①



















おそらく修復を試みた際にハンダコテの熱が加わり過ぎたのでしょう。

ハンダ付けが上手に出来ずに何回もやり直しをしていると今度は
パターン(電極)が取れてしまうので注意しなくてはいけません。

まずは パターンを新たに作ってやります。この時取れたパターンを
接着剤で上手く付けられても電気的導通は取れません。
基板をよく見ると回路がどこにつながっているかがわかります。
カッターナイフで基板を軽くこすっていくと銅箔の部分が出てくるので
そこにハンダ付けができます。
マスキングテープでしっかり固定してハンダ付けをしてやります。

ハンダ付け自体は がっちりくっついているように見えますが、
強度はありません。そこで両サイドをホットボンドで固定して完成しました。

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