![C型](http://livedoor.blogimg.jp/gahaku15/imgs/6/5/65742463-s.jpg?159126)
こんにちは、はんだ付け職人です。
先週に続いて、ハンダゴテのコテ先形状についてのお話です。
まずは、C型、斜めカット型と呼ばれる丸棒を斜めにカットした形状の
コテ先についてです。
太さによって1C、2C、3C,4C,5Cなどと表されることが多い
です。
写真のように
![c当て方](http://livedoor.blogimg.jp/gahaku15/imgs/9/6/96636129-s.jpg?160155)
母材に応じて接触面積を大きく採ったり、小さく使ったりと便利なため
使い道が多いコテ先です。
はんだ付け職人のハンダゴテセットでも採用している、2C、3C,4C
辺りを揃えておくと、熱容量的にも大中小と大きさを換えることができま
すので、ほとんどのハンダ付け場面をカバーすることができます。
0.5Cとか1Cといった細いタイプもあるのですが、極細エナメル線を
チョン付けするような場面でしか、なかなか使い所がないのが実情です。
基板に実装する場面では、熱容量が小さすぎて、1005程度の小さな部品
であっても、ハンダを溶かすことは難しいです。
いかにも、細かい作業に向いてそうですが、選ぶ際は注意してください。
(磨耗も早いです)
また、逆に5Cといった大きなコテ先は、すばらしい熱容量を持ってい
ます。ただし、5Cのコテ先が使えるハンダコテは一回り大きなものに
なる場合がありますので、カタログをよくチェックしてください。
5Cともなりますと、かなりの極太ケーブルや大型の金属端子でも
ハンダ付けすることが可能です。
これで熱容量が足りない場合は、根本的にハンダゴテの選定から
やり直す必要があります。
(各メーカーから高熱容量のハンダゴテが出ています。かなり太い
ものになります。)
私、個人的にはホームセンターで販売しているハンダゴテのコテ先も
標準で3Cくらいが付いていると、「ずいぶんハンダ付けへの誤解が
減るのになあ・・」といつも考えています。
値段は同じですから出来ると思うのですが、メーカーさんのハンダゴテ
に対するイメージが「鉛筆型」なんでしょうか。もったいなく思います。
ps: 桜が散り始めて、あったかくなってきました。
この2週間ほど、風邪をこじらせて、起きては臥せっておりましたが
この陽気でようやく全快いたしました。
春の風邪は長引きます。体調が悪い時は、寝るに限ります。早く寝るように
しましょう。
では、明るいはんだ付けを!