※こちらの記事は2009年4月15日に公開した記事をリニューアルしたものです
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自動車エアコンパネルのLED交換(LED打ち替え)手術です。
『車のエアコン部のLED交換(LED打ち替え)の時一箇所の端子?が
はんだと一緒に取れたみたいで無くなってしまってます。
すがる思いで色々検索していましたらブログの方でエアコン基盤のLED交換のブログを見ました。
もしかしたら修理していただけるのでは?と思い問い合わせしたしだいです。
何とかなるものなのでしょうか?』
というメールを頂きました。基板の方を診て見ると なるほど
格闘の後が多々ありました…。
★パターンの剥離による断線が2箇所…修復は1ヶ所との連絡を頂きましたが
そのうち断線しそうなので2箇所に錫メッキ線を使った修復作業をします。
★スイッチの熔け3~4箇所…こちらはプロではないので変形した箇所を
ペーパーがけで弱冠修正します。
★イモハンダ・馴染み不足箇所が約半数…とにかく全部新たに付け替えます。
まずは、指定以外のLEDを全て取り外します。ハンダコテ2本使用します。
今回は取り外し分で使用できるLED(熔けたり、熱破壊による変形がないもの)
を再利用するので コテ先の温度は約300℃、LEDが熱破壊しないように注意します。
LEDには極性があります。どちらがどの極かはLEDの裏面にマークのようなものが印字してあったり、
表側の四隅のどこかがカットされていたりとよく見れば分かるようになっているのですが、
全てのLEDが統一されているわけではないので、
「カットしてある方は全部+極」といった覚え方はせずに 種類ごとに
いちいち調べた方がいいです。(基板も然り です)
一度にたくさんのLEDをつける時はメモしておいた方がいいですね。
コテ先温度は300℃前後で ハンダ付けしていきます。
今回はHAKKOさんの窒素フローハンダコテを使ったので、プリヒーターやドライヤー等がなくても
ハンダがきれいに熔け、馴染んでくれました。
(HAKOOさんの窒素フローハンダコテについて、詳しくはこちらを参照してください)
パターン剥離箇所には錫メッキ線を使って断線した箇所を繋いでいきます。
まず剥離したパターンに繋がっている線を辿って適当なところを
カッターナイフを使ってレジストを剥き、銅箔部分を露出させます。
そこに錫メッキ線をハンダ付けしていけばいいわけです。
今回は裏面にまわっていたので裏面のハンダ付け箇所も先ほどと同じ手順
で繋げました。
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