abec5254.jpgこんにちは、はんだ付け職人です。

先週、初心者の方でも「温度調節機能つきのハンダゴテ」を
選ぶようにしてください。と言いました。

さて、「どんなハンダゴテがあるのか?」という具体的な話になりますと
一般の方が購入できるハンダゴテというのはそんなに多くありません。

たとえば、Googleで【温度調節機能 ハンダゴテ】と検索してみると
3/14現在では6位にやっと、goot 太洋電機産業さんのPX-201-0903が
出てきます。

だいたい\6000~8000円程度が価格帯となってきますが、各メーカー共に
この価格帯のハンダゴテはハンダゴテのグリップに小さなボリウムや
温度ボタンが付いたものが主流です。

一般の方が、趣味でハンダ付けされる場合ならベースとなるハンダゴテは
このクラスのもので十分であると私は考えています。

ただし、後日この続きとしてお話しますが、これらのハンダゴテを十分に
活用するためには、コテ先のバリエーションが重要になってきます。

「温度調節機能つきのハンダゴテ」を買っただけでは、ゴルフに例えると
「いいドライバーを買った」だけに過ぎません。アイアンやパターがない
とゴルフは闘えませんね。

ハンダゴテについても、交換用のコテ先のことを考慮して購入先や
メーカーを選択する必要があります。

というのも、ハンダゴテ本体を店頭やWEBSHOPで安く購入できた
としても、交換用のコテ先や保守部品が手に入れられないようでは、
ハンダゴテの能力を10%も引き出すことはできないからです。

そういう意味で、現在のハンダゴテメーカーさんは商社さんや代理店を
通してしか販売網を持たないことが多いですから、非常に選択肢を少な
くしていると言えます。

もちろん、企業にお勤めの方は商社さんを通してカタログを取り寄せれば
全ての交換部品や、保守部品を取り寄せられますからたいへん恵まれてい
ます。このような背景から一般の方がハンダ付けに馴染む機会が少なくな
り、一部のプロ的な方との壁ができてきたのだと私は考えています。

私は、ハンダゴテメーカーの方と話をする機会があるたび、このような
話をメーカーの方たちにしてきました。それでも大きな会社さんでは
簡単にシステムを変えることはできません。(取引先との関係もあります
しね。)

そこで「だれかがやらねば・・」ということで、当社では
『はんだ付け職人のハンダゴテセット』を創って販売を始めたわけです。

そんな中、この3月からHAKKOさんがWEBSHOPにて
//ec.hakko.com/
すべての商品を購入できるように対応してくれました。

今後は、各メーカー共に追随してくれるようになり、一般の方が
ハンダゴテや道具を自由に選べるような環境になっていくと思われます。

その時のためにもう少し、勉強しておきましょうか・・。
長くなりましたが、続きは来週へ。


ps:遅くなりましたが当社でも『はんだ付け職人のハンダゴテセット』
   の交換部品、保守部品をすべて購入していただけるようになりまし
   た。コテ先のバリエーションも増やしています。

これで、長らく安心してお使いいただけるようになったと思います。