24f252a2.jpgこんにちは、はんだ付け職人です

先週、お話した高千穂電気さんのコテペンについての補足です。
かなりマニアックな内容なのですがお付き合いください。


■ 先週、コテペンは温度コントローラー
(パワーコントローラー PC-101)
//www.takachiho.co.jp/product/img/other/kotepen5.jpg
を付けてコテサキ温度を調整できることを紹介しました。

当社の場合、温調つきハンダコテに入れ替えた話をしたのですが
これは、単純にハンダコテの入れ替えを推奨しているわけではありません。

コテ先の蓄熱量(要するに直接的な作業熱量)を
増やすことで、作業時の温度低下の低減と作業領域の拡大が
可能な作業もあります。

・パワーコントローラーで作業温度を下げて調整
・作業できるが作業性が悪い(熱復帰が遅い)場合はコテ先のサイズアップ
・作業温度を下げて全く作業できない場合は半田ごて自体のサイズアップ

この方が無駄なコストをかけたくない方には最善の提案になるかと思います。

(ただし、当社のようにハンダ付けの対象物によっては対応できない場合もあります。)

具体的には、
コテペン40の蓄熱型コテ先は以下のアドレスに掲載してます。
//www.ceracote.jp/shopbrand/001/008/X/
 
ただし、装着には一部の部品変更が必要です。
//www.ceracote.jp/shopdetail/006000000002/order/ 

そして、コテペン2用の蓄熱型コテ先はパワーコントローラー不用です。
装着し通常ヒーターでコテ先温度を350度付近に安定させます。
少し作業開始時の時間(1分程度)がかかりますし、先端部が
大きいため作業内容によっては使えませんが、作業頻度とコスト
との比較でオススメできる場面があると思います。
//www.ceracote.jp/ 
※サイト左にある検索窓で「JN1-」と入力すれば表示されます。

高額なハンダコテを一気に導入する前に、検討する価値はあると思います。


■ハンダ吸い取り線の使い方について
 わかりやすい動画がWEBに掲載されましたので
 紹介しておきます。

//www.hakko.com/japan/flv/show_video.html?id=wick_use

「はんだこてを離すタイミングは?」
「ワークにあてる最適角度は?」
など文章では表現できないことも一目瞭然なので参考になると思います。