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※こちらの記事は2006年5月29日に公開した記事をリニューアルしたものです

 

 

☆ ご依頼

以前マザーボードの
アルミ電解コンデンサの交換依頼の件を読ませて頂いたのですが、
私もマザーボードの電解コンデンサの交換をお願いしたいのですが。
現在パソコンは何とか動作して特に問題が発生している訳ではありませんが、
数年前にWeb上で海外製(殆どが台湾製)と思われる粗悪品コンデンサの
液漏れ、膨張の不具合の話題でいっぱいであった年がありましたが、
私の所のマザーボードは今頃になりましてコンデンサの異常を発見しまして、
出来る事であればコンデンサを交換してこのまま使用し続けたいと思っております。

不良と判断出来る箇所は
CPU装着周辺の一番大きな四本のコンデンサだけの様です。
確実におかしいと判断出来るのは三本だけでして、
一本は異常は発見出来ませんが交換して頂きたいです。

尚、交換用のコンデンサは東京は秋葉辺りに
近々別なるパソコン周辺機器購入の為に出掛けますので、
ついでに購入して揃えて来る予定です。
自分でもハンダゴテを購入して交換にチャレンジをしてみようかとも考えましたが、
一箇所だけ基板のパターンの狭い箇所が発見出来たので、
やった事もない素人が下手に手を出して損傷してしまっては元も子もないので、
専門家の方に依頼する方が無難であろうと判断した次第です。

プロの方から見れば特に難しい箇所は一箇所だけだと思われます。
四本だけの交換ですが、
損傷に備えまして予備で一本も添えて送りますので、宜しくお願い致します。


☆ 作業

マザーボードは 
積層基板でかなり熱容量を必要とするため
普通のハンダコテではハンダを溶かすのに手こずり
回路パターン(ランド)を損傷する恐れがあります。

このため局所噴流DIPハンダ槽を使って
コンデンサの抜き取りと実装を行ないました。

基板の裏面には養生のため、ハンダ付けの箇所以外には
マスキングテープを2重に貼り付けます。

フラックスを塗布し噴水状に上がるハンダに浸した状態で、
コンデンサを抜き取りそのまま交換用コンデンサを差し込みます。

この間、手早くやらないと他の電子部品を破壊したり
基板が焼けてしまったりするので注意が必要です。


☆ お客様よりのメール

修理完了済のマザーボードは昨日確かに宅急便にて到着しました。
早速各種パーツを全て組み上げてみまして、
少々の問題点は発生しましたがマシン自体の起動は問題なく動作しております。
自作パソコンですので、マザーボードまで一度裸にしてしまいますと、
各種ボード類を再装着しても
PCIスロットの装着する位置が異なると途端に不具合発生してしまい、
ネット接続が出来ない状態になってしまいました。
何度か別なる位置に装着し直しまして
認識してくれまして正常動作する様になった次第です。
こう言ったちょっとの所で問題が発生してしまうのが
パソコンの世界ですので致し方ないですね。
マザーボードは今後もう暫くは安定動作して寿命も延びるだろうと思っています。
どうもありがとうございました。

 

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