はんだ付けに光を!(2018.3.12)趣味のアナログオーディオで
はんだ付け不良が・・

こんにちは、はんだ付け職人です。

今日は、私の趣味の世界で出てきた「はんだ付け不良」のお話です。

以前から 何度もこちらのメルマガでも書かせて頂いており
ご存知の皆様もおられるかと思いますが

私、中学生の頃からのYMOファンでして、
もう35年くらい、家でも車の中でも聴き続けています。

※家族にも「また? まだ? ええ加減飽きひんの?」
 と呆れられています。

最近は、youtubeに当時の貴重なライブの音源がUPされたりして
また楽しみが増えたりしています。

ここで重要なのがオーディオでして、
音源が1979~1981年の昔ですので、
演奏に使われているシンセサイザーもアナログなんですね。

こいつを最近のデジタルオーディオ機器で聴きますと
音がキンキンして非常に疲れます。
(何度か買ってみたんですが・・)

そこで現在は、当時は中学生なので高くて手が出なかった
名機と呼ばれるアンプやスピーカーを
オークションで安く買って使用しております。

※アンプはサンスイ(こんなやつ)https://goo.gl/oviNaH

 スピーカーはビクターSX-511と トリオのLS-202を使っています。

https://goo.gl/yZZ5LR

https://goo.gl/G1ABV3

 

さて、最近TVが壊れまして最新の4Kテレビを買ったのですが
当然デジタルでして、音楽信号を外部出力するにも
光デジタルケーブルしか出力がありません。

このままでは、サンスイのアンプに繋げないので
しかたなく、デジタル→アナログの変換コンバーターを
購入しました。

デジアナコンバーター

デジアナコンバーター

品物が届いたので、嬉々として接続し、さっそくyoutubeでYMOを
視聴しましたが、右のスピーカーから音が出ません。

「え?なんで・・?」
「アンプ壊れた?・・」
「配線の接触不良?・・」
「もしかして、スピーカー壊れた?・・」

なんせ古いものなので・・

配線をたどっていくと、コンバーターのRCA端子を触ったところで
右のスピーカーから音が出たり消えたり・・

「はんだ割れや・・」

典型的なはんだ割れの症状です。

次の日、会社でコンバーターを分解し、
顕微鏡ではんだ付けをチェック!

コンバーターの基板

コンバーターの基板

やっぱり割れてました。(顕微鏡でないと見えない)

はんだ割れ

はんだ割れ


しかも、他のはんだ付け部の状態もよろしくない。

はんだ不良(はんだ量過少)

はんだ不良(はんだ量過少

はんだ量過少2

はんだ量過少

はんだ割れの不良現物は、なかなか入手できないので
皆様にご覧いただく良いサンプルになりました。

※当然、速攻で修正して事なきを得ました。

はんだ付けは、家庭でも役に立ちます。

うちのオーデイオとTV

うちのオーデイオとTV

わが社では ルンバや子供のおもちゃ等 色々と
修理をして 思い入れのある家電を長く使用している職人さんが 

女性・男性問わずいます。

では、明るいはんだ付けを!