SONY VAIOのマザーボードのコンデンサ交換手術です。
写真を見て分かるようにかなり膨れて 液漏れをおこしています。
集中して同じ製品だけが液漏れしていました。日本製のコンデンサには
比較的少ない「膨れ、液漏れ」といった症状ですが（もちろん経年使用による
劣化はあります） 安価な海外製品には通常のコンデンサの寿命に比べて
比較的早くおこってしまうこともあるようです…
とはいっても、購入の際に「中のコンデンサは何製や？」なんて
やりとりはないでしょうから そこはメーカーさんを信用して
購入するしかありません……
小型噴流槽を使用して交換しました。放熱板を留めてあったピンも
１つ取れていたので（これも取れやすい部品です）修復しました。
どうしても「自分で交換する」という場合は このような設備（噴流槽）
がないので大変難儀します。「それでも…」という場合は
★太めのコテ先で！
★ハンダ吸い取り線を使って片足ずつハンダを吸い取る
★ある程度ハンダが吸い取れたらペンチでリード線をカットして
コテ先をあたりやすくする
★それでも動かない、抜けない時は新たにハンダを足してやりそっと
抜く
じわじわと外していくのがいいのではないでしょうか。長期戦です。
足したり吸い取ったりの…。力任せに引き抜くとパターンが剥離して
もっと大変な事になるので根気よく頑張ってみてください。
どうしてハンダが熔けないのか？ハンダをコテ先がはじいて、
イモハンダになるのか？
そこら辺の謎はメルマガ「はんだ付け講座」に詳しく説明されているので
一度 読んでみてくださいね。
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