d75be913.jpg□■□■□■□■□お客様より手術の依頼…□■□■□■□■□

『ZIFタイプのHDDコネクタを破損してしまいました。正常な基板からのコネクタ交換は対応可能でしょうか? ピンの間隔は非常に狭く、針の先端程度です・・』


早速送られてきた基板を見てみるとフラットケーブル用のコネクタがポロッと取れてしまっていました。不幸中の幸い?というのか パターンの剥離はなかったので元通りにハンダ付けをしてやるだけでよさそうです。


写真にあるようにコネクタのハンダ面とその他の部品までの距離がとても近くてハンダコテ1本分ぐらいの余裕しかないようなのでしっかりとマスキングで養生してやってからのハンダ付け作業です。

ピンの間隔も非常に狭くコテ先はかなり細いものを使用するので母材(基板)全体に熱が行き渡りにくくハンダが馴染んでくれないのでホットエアー(HAKKO853)を使って、基板の裏側から温風をあて、不足した熱を補ってやります。

こうする事によってハンダがきれいに馴染んでくれるので フラックスを塗布して仕上げ→フラックス洗浄液で掃除→完成!

と、なり今回の手術も無事成功しました(・∀・)