今回のご依頼は、取れてしまった電源コネクタの再はんだ付けとEthernetポートの接触不良の修理という事です。まず、電源コネクタですが apple社製品ではたまにあるようで弊社でも何度か同様の修理をしています。（過去のブログにも症例をアップしてありますので見てみてください） そしてEthernetポートの方ですが、コネクタ部分と基板部分との半田割れなどが原因で、接触不良を起こしているのではないかと予想されて本体を分解されて、途中で断念されて弊社に送っていただいたとのことでしたので、早速はんだ付け職人がコネクタの金属カバーを外してハンダ付け部を診てみましたが、クラックなどは見つかりませんでした。左の写真の一番下（少し見づらいです）のように接触端子がばらばらに曲がっていますのでコネクタ内のピンとケーブルとの接触不良ではないかと思います。ピンセットなどで修正することで症状が改善するかもしれませんがこのコネクタを交換するのは、コネクタの入手とロジックボードだけに分解する必要があるのでかなり難しいと思います…。と、いうことで今回は電源コネクタの修理のみ行います。半田付けをしたい箇所に本体部分のパーツが通ってますのでハンダコテを当ててしまわない様にマスキングでしっかり養生しておきます。あとはまた取れてしまわないように、半田付けをしてからホットボンドでしっかり固めておきます。
