※こちらの記事は2008年2月14日に公開した記事をリニューアルしたものです

 

メモリスロットがハンダわれをおこしています。

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スロット部分は抜き差しが多いので
機械で均一につけられたハンダの量では若干少なく、
割れてしまったりヒビがはいったりしてしまい、不具合をおこしてしまいます。
今回はご自分で修理にチャレンジされる方で
このブログを御覧になっている方もいると思うので詳しく説明してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ハンダ割れの修理方法

ハンダの量を全体的に足していき、ヒビが入っている部分も治していきます。

まずはスロット部分はハンダコテが当ってしまうと溶けてしまうので
マスキングをしっかりします。(2~3重にしたほうがいいです。)
基板を固定して下からホットエアーで暖めていきます。温度は180℃前後です。
(ない場合は家庭用のドライヤーを固定して使って下さい。)
こうやって基板全体を暖めてやらないとハンダがしっかりなじみません。
(熱容量の問題です。コテ先の温度ばかり高くしてもうまくいきません。)

フラックスを多めに付けてハンダを足していきますが、
スロット部分の足はとても小さく、間隔も狭いので細めの糸ハンダ
(今回は0.3mmを使用しました)でも均一に供給するのはかなり難しいと思います。
最初はドバッとハンダが供給されてとなりとひっついてしまったり、団子のようになってしまうので、
吸い取り線を使って整えなおしてください。(隣同士がひっついているとショートしてしまいます。)
難しいときは、コテ先に少しだけハンダを付けて手早く馴染ませていって下さい。
一度に3~4本の足に供給すると調度いいと思います。
特にスロット真ん中部分はこの方がうまくいくと思います。
多少不恰好でも最後にもう一度フラックスをたっぷり付けてからさわるときれいになります。
最後にフラックスの掃除はしっかりとしましょう。


『よし!やってみるか!』と思った方、がんばってください!



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